
【シンガポール=吉村英輝】オーストラリアの海事安全局は21日、行方不明になったマレーシア航空機の残(ざん)骸(がい)の可能性がある浮遊物の捜索を前日に続き行った。
同局によると、捜索にはオーストラリアと米国の哨戒機など航空機5機が参加。捜索海域はオーストラリア西部パースの基地から約2500キロ離れており、各機の捜索は約2時間に制約されている。近くを航行していたノルウェーの運搬船など商船も捜索に協力。オーストラリアの艦船も22日に到達する予定。
しかし、現場のインド洋南部は(1)波や風など厳しい気象条件(2)海流が速く浮遊物は16日の撮影時から数百キロ流されているとみられる(3)潮の流れでさまざまな浮遊ゴミが集まりやすい-など環境は厳しい。飛行時の実態解明に不可欠なブラックボックスは、海中でも音波を発信する構造だが、電源は約30日で切れる。
8日に消息を絶って22日で2週間。捜索は時間との戦いとなっている。