「まさに志が定まった感じだ」-。安倍晋三首相は19日午前、地元の山口県下関市の寺院「東行庵」で、幕末の志士、高杉晋作の墓に献花し、記者団にそう語った。首相の地元入りは今年1月以来、約半年ぶりだ。
首相は、平成29年の高杉没後150年の記念事業として建てられた高杉像の前で記念撮影。高杉が幕末に下級武士や農民らで結成した長州藩の「奇兵隊」の隊士の墓も見学した。
首相はその後、下関市内のアスパラガス農家やJR下関駅に隣接する商業ビルを視察。夕方には、創設1周年を迎えた長州「正論」懇話会で講演する。20日に帰京する。