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2026.07.06|コメント(-)トラックバック(-)

バングラデシュ鉄道 買い食いは支え合い…列車のなかの“もの食う人びと”


 乗り込んだローカル列車には、もの売りが入れ替わり立ち替わり現れた。乗客がすし詰め状態で立錐の余地もない急行列車に比べて、近郊を走る各駅停車は、混んでいるとはいえもの売りが動くスペースがあるからだ。もちろん彼らは無賃乗車。だが、とがめる人は誰もいない。

 次々と売れているのは、キュウリの仲間のウリ科の野菜やにんじんといった生野菜。暑い季節には気温が40度を超えることもあるのに、停電がたびたび起こるバングラデシュでは、列車でエアコンを使用しない。中国から払い下げられたという車両には扇風機がついているが、これも使わない。車体にはドアがなく、窓は全開だ。

 売り子の少年は、声がかかると皮むき器を使って手早く野菜の皮をむく。ウリ科の野菜らしい青くさいにおいが、車内いっぱいに立ちこめる。使い回しのペットボトルに入った薄茶色の水でさっと洗い、同じく古びたペットボトルに入った塩を振って乗客に手渡す。ひとつ5タカ。約7円。

「野菜は水分が豊富だし、塩をかけるのでミネラルも補給できます。列車で食べるおやつに、ぴったりです」

 パキッ。ポリポリ。あちこちで野菜をかじる人びとが、小気味よい音を立てる。「よかったら半分いかがですか」。リポンと名乗る年若い男性が、キュウリを割って差し出してくれる。混雑した車内で座席を確保し、荷物の安全に配慮してくれた気持ちのよい青年だ。しかし野菜を洗った茶色い水と、黒ずんだ爪が頭をよぎる。

 「もの売りをしているのは、ほかに仕事がない貧しい人びと。だからわたしは、列車内でよく食べものを買います」と、中年男性。彼自身もけっして裕福には見えないが、少なくとも乗車券を購入して鉄道に乗るゆとりはある。

 少年が、ココナツの実とパームシュガーを米粉で包んだバングラデシュの伝統菓子「ババピタ」を持って現れた。12歳。平日の昼間。学校は。いろいろ飲み込んで、ひとつ5タカで買い求める。ふんわりと温かい蒸したてのそれを、少年は古新聞で丁寧にくるみ、極上の笑顔と共に差し出した。

■取材協力:Bangladesh Tourism Board

■江藤詩文(えとう・しふみ) 旅のあるライフスタイルを愛するフリーライター。スローな時間の流れを楽しむ鉄道、その土地の風土や人に育まれた食、歴史に裏打ちされた文化などを体感するラグジュアリーな旅のスタイルを提案。趣味は、旅や食に関する本を集めることと民族衣装によるコスプレ。現在、朝日新聞デジタルで旅コラム「世界美食紀行」を連載中。

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2014.04.06|コメント(-)トラックバック(-)

米TV深夜の顔32年 レターマン氏が来年引退


 米テレビ深夜番組で32年間司会を務めてきたデービッド・レターマン氏(66)が3日、来年引退することを表明した。米史上過去最長の深夜トークショー・ホストが去ることで、スター司会者たちの世代交代が一段落する。

 レターマン氏は3日のCBS「レイトショー」収録時に引退の意向を表明した。

 2カ月前には、NBCのトーク番組のホスト、ジェイ・レノ氏(63)が「トゥナイト・ショー」の司会を24歳年下のジミー・ファロン氏に引き渡したばかり。ABCは昨年、別の若手司会者ジミー・キンメル氏を午後11時35分の番組枠に移すことを決めている。

 レターマン氏は深夜番組司会者の人気ランキングで長年、レノ氏に次ぐ2位を保っていた。だがキンメル氏や、(この数週間では)ファロン氏の人気が若年視聴者層で急上昇している。スポンサーが注目する18~49歳の視聴者層で、レターマン氏の年初来の順位は3位。同氏の視聴者年齢の中央値は58.6歳と、ファロン、キンメル両氏の55歳を上回る。

 テレビ番組の中で深夜枠にはかつてほどの収益性はない。コメディー・セントラルなどのケーブルテレビ局や、ネット上の漫画などとの競争で視聴者が減少したことが背景にある。

Merissa Marr

2014.04.05|コメント(-)トラックバック(-)

「兵役逃れ」で外国籍取得の男性、刑が確定すれば「国外追放」の厳罰=韓国報道


 韓国のソウル中央地裁は3日、兵役を逃れるために10年以上に渡り外国に滞在し、外国籍を取得したとして、兵役法違反で起訴された30代の男性に懲役6か月、執行猶予1年を命じた。複数の韓国メディアが報じた。

 禁固以上の刑を受けた外国人は、出入国管理法で追放されることが定められており、男性は刑が確定次第、出国しなければならない。

 裁判所は判決文で、「兵役義務は韓国国民として与えられるさまざまな恵みや権利に対応する義務」だとし、男性の行動は「新しい兵役逃れの手段として悪用される可能性が高いため、厳罰は不可避」と説明した。

 男性は1998年、徴兵の対象だったが米国に留学するとして2年間の海外旅行許可を兵務庁に申請。同庁は申請を許可したが、男性は10年以上に渡り帰国せず、2011年にカナダの市民権を取得し、韓国籍を放棄した。

 その後、カナダ人として韓国に帰国したが、兵役逃れの容疑で起訴され、1審で懲役6か月、執行猶予1年を言い渡された。男性は控訴審で、最近結婚した韓国人の妻や体の不自由な母親と韓国内で暮らせるよう求めていたが、裁判所は受け入れなかった。

 韓国メディアによると、今回の裁判は韓国内で大きな注目を集めた。ポータルサイトでは午前11時の時点で「兵役逃れ外国人」が話題の単語となり、男性を非難するコメントが殺到した。(編集担当:新川悠)(イメージ写真提供:123RF)

2014.04.05|コメント(-)トラックバック(-)
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