
韓国のソウル中央地裁は3日、兵役を逃れるために10年以上に渡り外国に滞在し、外国籍を取得したとして、兵役法違反で起訴された30代の男性に懲役6か月、執行猶予1年を命じた。複数の韓国メディアが報じた。
禁固以上の刑を受けた外国人は、出入国管理法で追放されることが定められており、男性は刑が確定次第、出国しなければならない。
裁判所は判決文で、「兵役義務は韓国国民として与えられるさまざまな恵みや権利に対応する義務」だとし、男性の行動は「新しい兵役逃れの手段として悪用される可能性が高いため、厳罰は不可避」と説明した。
男性は1998年、徴兵の対象だったが米国に留学するとして2年間の海外旅行許可を兵務庁に申請。同庁は申請を許可したが、男性は10年以上に渡り帰国せず、2011年にカナダの市民権を取得し、韓国籍を放棄した。
その後、カナダ人として韓国に帰国したが、兵役逃れの容疑で起訴され、1審で懲役6か月、執行猶予1年を言い渡された。男性は控訴審で、最近結婚した韓国人の妻や体の不自由な母親と韓国内で暮らせるよう求めていたが、裁判所は受け入れなかった。
韓国メディアによると、今回の裁判は韓国内で大きな注目を集めた。ポータルサイトでは午前11時の時点で「兵役逃れ外国人」が話題の単語となり、男性を非難するコメントが殺到した。(編集担当:新川悠)(イメージ写真提供:123RF)