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2026.07.03|コメント(-)トラックバック(-)

記野直子の『最新北米ゲーム市場分析』 ― 2014年3月号


こんにちは。 4月中旬になってしまいましたが、ようやくNPDから3月の北米小売市場の情報が入りました。PlayStation 4とXbox One、それぞれのハード専用タイトル(XboxOneはEAの『Titanfall』、PS4はソニーの『InFamous: Second Son』)が発売になったこの月の注目の結果が出ました!

【関連画像】


■市場全体動向

新ハードで盛り上がる市場状況です! 3月度の市場規模は10億300万ドル(約1,050億円)と前年比3%アップ、ハードウェア売上では3億9,500万ドル(約400億円)でなんと前年比78%アップ。その他周辺機器もがんばって4%アップ。ソフトウェアのみ前年比28%ダウンで4億3,200万ドル(約440億円)。ソフトウェアは次世代機向けタイトル不足とのこと、日本勢も含め新発売タイトルの増加が待たれます。


■ハード動向

PlayStation 4が全世界で700万台超売り上げたとの発表がありました。専用ソフトウェアの売上も好調で2,050万本を達成したそうです。装着率(ハード1台当たりのソフトウェア購入比率)は約3本ということになりますが、Xbox Oneの推定販売台数が420万台(マイクロソフトは500万台“出荷”を発表している)、専用ソフトが1,200万本ということでしたので、新ハードの装着率はPlayStation 4、Xbox Oneともに3月末でほぼ3本。新ハードは旧ハードのPS3/Xbox 360ローンチ時の2倍以上のスピードで売上を伸ばしているそうです。

2014年になってから北米市場ではPlayStation 4が3カ月連続で一番売れているハードとなったようです。全世界で見ると発売テリトリ数が下回っていることも影響してXbox OneはPS4に280万台ほど水をあけられています。ただし、北米単体で見ると両社ともインストールベースは300万台前後と拮抗している状況も確かです。GDCでの「プロジェクト・モーフィアス」でもイケてる感満載だったソニー。そのイケてるソニーのPlayStation 4がこのままブッチ切って進んでいくのか、Xbox Oneが逆転を狙って値下げなどの方策を打ってくるのか、E3まで注目していきたいですね。

旧ハードとなってしまったXbox 360やPlayStation 3も急激に販売台数を落としているわけではありません。Namco Bandai Games(4月からは日本と同じBandai Namco Gamesとなりました!)の『Dark Souls II』(日本ではフロムソフトウェアが発売)を始め魅力的なラインナップが新ハードを上回る数で発売されていることや、新ハード独占ではなく旧ハードも含めたマルチプラットフォーム(ハイブリッド)展開をしているタイトルも少なくないため、値下げされた旧ハードはまだまだ魅力的なのです。

北米では、せっかくユーザーが次世代機に移行したいのに発売される次世代機向けタイトル数が少ないのが問題になっているそうです。年が明けてからPS4やXbox One向けよりもPS3/Xbox 360向けの新発売タイトル数がダントツで多いのがわかります。今回の新ハード競争の様子を見すぎてソフトメーカーは勝負に出なかったため、ハード発売から6か月も経過しているのに、ソフトが発売まで至っていないと言われています。旧ハードのサポートが続いているのはこのソフトタイトル不足も大きな理由なのです。

■ソフト動向

さて、次は注目のソフトウェアランキングです。


1. Titanfall (PC/X1) - Electronic Arts
2. InFamous Second Son (PS4) - Sony Computer Entertainment
3. South Park: The Stick Of Truth (PC/PS3/X360) - Ubisoft
4. Call of Duty: Ghosts (PC/PS3/PS4/X360/X1/Wii U) - Activision Blizzard
5. Dark Souls II (PS3/360) - Namco Bandai Games
6. Metal Gear Solid V: Ground Zeroes (PS3/PS4/X360/X1/) - Konami
7. NBA 2K14 (PC/PS3/PS4/X360/X1) - 2K Games
8. Final Fantasy X/X-2 HD Remaster (PS3/PSV) - Square Enix
9. The Lego Movie Videogame (PS3/PS4/X360/X1/Wii U/PSV/3DS) - Warner Bros. Interactive
10. Minecraft (X360) - Microsoft

ハードはPlayStation 4が1位なのに、ソフトはXbox One向けが勝利。今の段階ではどちらも100万本超えしていますが『Titanfall』がSCEの『InFamous: Second Son』にダントツの差をつけた!というまでは至っていません。また、『Titanfall』はXbox 360版も出ているので厳密にはXbox Oneのエクスクルーシブタイトルとは言い切れませんが、新ハードを持っている人の3分の1はこの2タイトルのどちらかを買っていることになります。

余談ですが、新ハードローンチ時にユーザーは新しいハードの魅力を感じられるタイトルを購入する傾向にあり、そのタイミングを狙ってソフトメーカーは新規オリジナルIPを立ち上げることが多かったのですが、前ハードくらいからハードローンチ時に新規IPに打ち出すリスクが取りにくくなっており(開発費が高騰しているからです)、大型IPの続編が多くなってきました。むしろ新規IPは開発にこなれてきたハードのライフサイクル中盤で発売することもよくみられるようになりました。そういった意味ではオリジナルIPである『Titanfall』はPC版に加えてXbox 360版も発売するという「ハイブリッド」によるリスクヘッジをしています。

それにしても3月の日本勢は頑張りました! 10タイトル中3タイトルが日本発なのは正直うれしいです。新ハード向けではないにも関わらず『Dark Souls II』と『Final Fantasy X/X-2 HD Remaster』が健闘しています。やはり日本発IPとクオリティはまだまだ強い。さらに日本パブリッシャー勢唯一の新ハード参入を果たしたコナミの『Metal Gear Solid V: Ground Zeroes』には純粋に拍手を送りたいところです。


■ Amazonの「Fire TV」がゲーム市場に参戦

最後にひとつ触れたいのが4月初旬にアマゾンが発表したFire TV。99ドル(税抜約10,000円)です。残念ながら日本の発売は未定です。2GBのRAMを積んでいるストリーミング専用のセットトップボックスのFire TVはクラウドベースのゲームもプレイ可能で、ゲーム用のコントローラは別売りで40ドルとなっています。

Fire TVの発表に先駆けてアマゾンはカリフォルニア州オレンジカウンティにあるDouble Helixというゲーム会社を買収しています。このDouble Helixは合併により大きくなったのですが、もともとShiny Entertainmentというコンソール/PCゲームソフト開発の老舗で、日本に馴染みがあるところで言うとコナミの『Silent Hill: Homecoming』やスクウェア・エニックスの『Front Mission Evolved』の開発会社。アマゾンの本気度も伺えます。

アマゾンは「ゲームコンソールの競合となるものではない」とコメントしているようですが、今やゲームプラットフォームとして確立された「スマホ」や「タブレット」もコンソールではありません。日本ではまだ発売されないということが日本の業界として参入遅れを招かないか心配な今日この頃です。


■著者紹介
記野直子
カイオス株式会社 代表取締役
青山学院大学文学部卒業。日産自動車株式会社を経て、ゲーム好きが高じゲーム業界へ転身。コナミ株式会社、株式会社バンダイ、株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメントにてゲームソフトの海外展開、ゲームソフト発キャラクター展開などに従事。2007年よりカイオス株式会社代表。
 

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2014.04.19|コメント(-)トラックバック(-)

日中韓グループ「SAGA」、インドネシア最大級のフェスに出演&テーマソング作曲


 アジアで話題の日中韓グループ「SAGA」が、インドネシアで開催される20万人規模のフェスティバル「ENNICHISAI」(2014年5月24日~25日)に出演することが決定した。更に同フェスティバルのテーマソングを「SAGA」が担当することも合わせて発表された。

 「ENNICHISAI」とは在留邦人によるイベントとしては世界最大にしてインドネシアでも最大級のフェスティバル。首都ジャカルタのリトルトーキョーで開催され、毎年20万人以上の動員の観客が参加し、過去「JKT48」などが出演している。

 ENNICHISAI主催者側は「SAGA」の出演に対して「日中韓グループであるSAGAはインドネシアでも今最も注目されているK-POP系グループの1つでありアジアの友好をテーマにしたイベントであるENNICHISAIにとって最高のゲストです」と語っている。

 また、ENNICHISAIのテーマソングについて「SAGA」の韓国人ヴォーカリストRAMYは「僕らの言語である韓国語、日本語、中国語、に加えてインドネシア語と英語を含む5カ国語で 『アジアは1つ、私達は1つ』であるというメッセージソングを創っています。日本の太鼓との共演も計画しています」と話している。


Copyrights(C)wowkorea.jp

2014.04.19|コメント(-)トラックバック(-)

レトロ「愛妻号」こそ世界戦略の切り札…パナ、シャープなど新興国ねらう


 パナソニックやシャープなど家電各社が、昔ながらの「縦型洗濯機」に力を入れている。収益性の高い高付加価値型は、ドラム式が主流になったが、設置スペースが小さくて済む縦型は日本の住宅事情に適しているため根強い人気がある。中国など新興国でも縦型の需要は大きく、パナソニックは洗濯物の取り出しやすさをアピール、シャープはカビの繁殖を抑える利点を強調するなど、各社がそれぞれ個性を生かした商品を展開している。

 パナソニックは、縦型洗濯機の世界統一モデルを5月に発売する。操作パネルを洗濯物投入口の後方に配置し、投入口の直径も従来製品に比べて約4センチ広くして、大きな洗濯物も楽に出し入れできるようにした。

 パナソニックは、「愛妻号」の商品名で縦型洗濯機をリードしてきた歴史がある。洗濯機担当の渕上英巳事業部長は「1年半前から準備を進めてきた自信作。縦型洗濯機は世界戦略のうえで重要な商品だ」と強調する。

 一方、シャープは縦型で洗濯槽に細かい穴のないタイプを採用。すすぎなどで使用する水の量を減らすことができるほか、洗濯槽のカビの繁殖を抑えるなどの利点を持つ。脱水機能はやや劣るが、利点を強化した新製品を昨年発売した。

 また、日立製作所は縦型で洗うたびに自動的に洗濯槽をきれいにする製品を発売。東芝も抗菌効果のある水で洗うことでにおいを抑える製品を投入するなど、各社が独自の機能を競っている。

 洗濯機は、水環境や生活習慣の違いから地域ごとに人気のあるタイプが大きく異なる。欧州ではほぼ100%がドラム式となり、北米でもドラム式が急速に拡大している。その半面で、縦型は中国で6割程度の比率を占めるほか、中南米で6割、インド・東南アジアで4割となるなど、おおむね新興国は縦型、先進国はドラム式の構図になっている。

 先進国の中で、日本は設置スペースの問題に加え、天日干しを好むなどの特殊な事情があり、台数でいまだに縦型が8割を占める。このため、日本や今後成長が期待される新興国市場を攻略するには縦型の展開が欠かせない。

 もともと白物家電は日本メーカーの得意分野だったが、パナソニックの洗濯機の世界販売台数は2013年度で約500万台と、シェアは5位前後。1千万台規模を販売し、トップを争う中国ハイアールや韓国LG電子の半分程度にとどまる。

 パナソニックは平成30年度に連結売上高10兆円を目標に掲げ、家電の売上高で2兆円を計画する。なかでも洗濯機は主力製品で、縦型を充実させ、30年度に1千万台を販売し、世界トップグループ入りすることを目指している。

2014.04.19|コメント(-)トラックバック(-)
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