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(朝鮮日報日本語版) 【コラム】シリア内戦と韓国戦争 - NewStter

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2026.07.02|コメント(-)トラックバック(-)

(朝鮮日報日本語版) 【コラム】シリア内戦と韓国戦争


前回レバノンに渡ったのはちょうど昨年の今頃だった。「中東のスイス」とも呼ばれるだけあって、この国にはアルプス山脈を思わせる雪を頂いた山々が連なり、遠く地中海を見下ろしていた。ちなみにここでは物価が高いことまでスイスによく似ている。首都のベイルートでは、一つの部屋に複数の2段ベッドがあるやや古臭い寄宿舎のような宿泊施設でも、1泊60ドル(約6200円)もした。

 ここで1泊してからベイルートを出発し、北部のトリポリに向かったが、周りの雰囲気は二つの都市で大きく違っていた。まずトリポリには一般家庭のような珍しい宿泊施設が幾つもあった。ある家で10ドル(約1000円)を払うと、部屋の中にあった空いているベッドを使わせてくれた。ベイルートとは違ってトリポリは物価が安かったが、その理由をあれこれ考えながら荷物を整理していると、周りのベッドにいる古ぼけたシャツをきた3-4人の男たちと目が合った。アラビア語であいさつして会話を交わしてみると、彼らがシリア内戦を避けて逃げてきた難民であることがすぐに分かった。一般の家庭で宿泊を提供しているのも、彼らのような難民に部屋を安く提供するためだった。トリポリはシリアとの国境から車でわずか40分と近く、今も多くの難民が押し寄せている。

 「韓国はシリア内戦のつらさがよく分かる」と声を掛け、韓国戦争(朝鮮戦争)の歴史について彼らに説明した。ついさっきまでガールフレンドの写真を大声で自慢していたある男は、戦争という言葉を聞いて押し黙ってしまった。しばらくして彼は「夜の海を見に行こう」と私の腕を引っ張って言った。戦争の話を聞いてこの韓国人に親しみを感じたようだった。並んで地中海を眺めながら、化学兵器まで使われている悲劇のシリア内戦が1日も早く終わることを共に祈った。それから肩を組んで写真を撮った。

 この写真を撮ってからすでに1年が過ぎたが、シリア内戦は今も終わっておらず「内戦の発生から3年目を迎えた」という形だけの記事がぽつぽつと報じられた。死者は14万人、難民の数は600万人にも上るそうだ。内戦の悲惨さを示すこれらの数字を見て、なぜか気分が悪くなった。

 ヨルダンの砂漠に設置された難民キャンプのテントで、ある子供が「最も怖いのは、ぼくたちが忘れ去られること」と語ったことが報じられた。救護団体は今も現場におけるこれら日常の様子を伝えているが、最近はこのようなニュースに接するたびに韓国戦争を思い起こすようになった。60年前の韓国は国際社会で今のシリア以上に存在感がなかった。そのため当時の避難民たちの叫びは、ヨルダンの難民キャンプに避難する子供の声と同じようなものだったのではないか。

 先日、シリア反体制派の「暫定首相」となったアハマド・トーメ氏が来韓し、記者も取材に加わったが、その淡々とした態度が意外だった。彼は「アサド政権は国民に経済的な余裕を与えることができず、政治的な自由も奪いました。国民の支持を失ったアサド政権が近く崩壊し、内戦が終わるというシナリオはすでに描かれています。今重要なことは、人口の3分の1が難民となったことと、廃虚となったシリアをこれからいかに再建していくかということです」と語った。

 翌日、トーメ氏は韓国をたつに当たり「韓国戦争を乗り越えて成し遂げた漢江の奇跡が、シリアでも目にすることができるよう祈る」というメッセージを残した。来年の今ごろ記者は「シリア内戦発生から4年」ではなく、「シリアの奇跡が始まった」という記事をぜひとも書きたいと思っている。



引用:(朝鮮日報日本語版) 【コラム】シリア内戦と韓国戦争



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2014.04.13|コメント(-)トラックバック(-)
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