韓国の聯合ニュースは10日、韓国東亜研究院(EAI)と日本の市民団体「言論NPO」が10日にソウルで記者会見を行い、日韓共同世論調査に関する報告を行ったと伝えた。中国メディアの環球網は11日、調査結果を引用し、「韓国人は日本を北朝鮮に次ぐ軍事的脅威と捉えていた」などと報じた。
記事は、同調査が日本で満18歳以上の男女1000人を対象に、また韓国では満19歳以上の男女1004人を対象に、5月から6月にかけて実施されたことを紹介した。
続けて、「韓国にとって軍事的脅威となる国・地域はどこか」との質問に対し、韓国の回答者の83.4%が「北朝鮮」と回答したことを紹介。続けて46.3%が「日本」と回答したことを伝え、「日本を軍事的脅威と回答した韓国人の割合は、去年の調査よりも2.4ポイント増となった」と紹介した。
一方、日韓が軍事衝突が発生する可能性については、韓国では47.9%、日本では57%が「発生しない」と回答したことを伝えた。さらに「相手の国に対する印象」を尋ねた質問では、日本では54.4%が「良くない」、「あまり良くない」と回答する一方、韓国では70.9%が「良くない」と回答したことを伝えた。
報道によれば、韓国の回答者が「日本に対する印象が良くない」と回答した理由は76.8%が「侵略の歴史を反省していないから」を挙げた。さらに「竹島(韓国名:独島)問題」が71.6%にのぼった。一方、日本の回答者が「韓国に対する印象が良くない」とした理由は「歴史問題上で日本を非難するから」との回答が73.9%に達したという。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)