
中国メディア・人民網は8日、中国で象牙の価格がこの4年間で約3倍に値上がりしたことで、アフリカにおけるゾウの密猟が急増しているとする記事を掲載した。
記事は、環境保護活動家が先日「この4年で、アフリカで殺されたゾウの象牙価格が中国で3倍にあがった」とコメントしたほか、ケニアに本部があるゾウの保護団体が発表した最新リポートでは「象牙価格の上昇がアフリカでのゾウ殺害に拍車をかけている。アフリカでの象牙価格は中国での価格の10分の1で、厚い利潤が犯罪組織のもとに渡っているのだ」と記述されたことを伝えた。
この団体によると、中国における象牙の原料価格は2010年の1キログラムあたり750米ドル(約7万6000円)から、14年には2100ドル(約21万3000円)にまで上昇したという。また、10年から12年のあいだに、世界で3万3000頭のゾウが殺されたとのことだ。
記事はさらに、野生動物保護組織「TRAFFIC」が、「タイの象牙市場がコントロールを失い、バンコクにおける昨年の象牙製品販売量が従来の3倍になった」発表したことも紹介した。
そのうえで、中国における象牙愛好の起源は数百年前にさかのぼり、現在の中国では富裕者にステータスシンボルとみなされているほか、ビジネス上の贈り物として扱われていると解説。また、ナイジェリアやアンゴラがアフリカでもっとも多く象牙製品を販売している地域だとする動物保護主義者のコメントを併せて伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)