藤岡市立美九里東小学校(岩崎浩一校長)で3日、昭和60年の日航機墜落事故現場の「御巣鷹の尾根」に慰霊登山する人たちのためのつえに5、6年生56人がメッセージを書き込んだ。
手作りのつえを14年間贈り続けている同市在住の本多一助(いちすけ)さん(73)と中里一郎さん(66)が5月からニセアカシア製のつえ109本を用意した。
5年生の岩崎莉子さん(10)はつえに、「これからもずっとわすれません」と書き込み、同校を訪れた本多さんは「事故の風化を防ぐため、今後も活動を続けていきたい」と話した。
つえは「御巣鷹の尾根」がある上野村役場を通じ登山口に置かれる。