
東京都多摩市は、市民が個々の家庭でエアコンを使わず、街に出て商店や公共施設などで涼しく過ごす「クールシェア事業」を拡大するため、来店者が協賛店で特典サービスを受けられる「クールシェアパスポート券」を6月中に市内全戸に配布する。電力需要がピークとなる夏に向けた節電対策が今年も動き出した。
パスポート券には特典サービスの内容と市内48店の提供店名などが記載されるため、協賛店はコストをかけずに集客効果が期待できる。同市によると、クールシェア事業でこうした“優待券”を配布するのは都内で初めて、という。
夏場の家庭の電力消費の半分以上を占めるとされるエアコンの使用を抑制するため、同市は昨夏もクールシェア事業を展開し、23協賛店と18公共施設が参加した。公共施設に関しては今夏も18施設を予定しているが、協賛店は約2倍に増やして節電を促す。
協賛店は室内温度を原則28℃になるよう空調を設定。パスポート券の表紙を携帯電話やスマートフォン(高機能携帯電話)などの画面に表示した来店者にも特典サービスを提供する。
環境部環境政策課 (電)042・338・6831