
東京医科歯科大は9日、患者の個人情報225人分が入ったUSBメモリを紛失したと発表した。同大医学部附属病院の医師が2個のUSBメモリを紛失しており、患者の画像などが入っていたUSBメモリのデータはパスワードで保護されていなかった。今のところ紛失した個人情報の転載や流用の事実は報告されていないという。【新井哉】
同大によると、附属病院の医師が4月26日、USBメモリが入ったかばんをJR武蔵野線の車内に置き忘れた。すぐにJRと警察に遺失物の届け出を行い、かばんは見つかったが、USBメモリはなくなっていた。
USBメモリの1つには、215人分の手術症例リストの患者IDと氏名、性別などのデータが記録されていたが、パスワードで保護されていた。しかし、もう1つのUSBメモリに入っていた患者の画像や所見など16人分のデータはパスワードで保護されていなかった。患者6人の情報が重複していたため、同大は実際に紛失した個人情報は225人分としている。
同大は、学生や職員などに対して個人情報の重要性を再度徹底するとしており、「今回の事態を真摯に受け止め、USBメモリなどのパスワード設定の徹底化を図り、再発防止に努めてまいります」とコメントしている。