
中国で大気汚染と並んで深刻化している河川の水質汚染について、中国メディア・中国青年報が実施した調査で、参加者の約96%が「身のまわりに泳げる川がない」と回答したことが明らかになった。中国新聞社が12日報じた。
調査は、中国青年報の調査機関などがネットメディアなどを通じて実施したもので、約4万人が参加した。参加者の44.8%は農村居住者だった。
アンケートの結果、69.2%が「この10年で居住地の河川が汚染された」と回答、96.2%が「身のまわりに泳げる川があったらいいのにと思う」と答えたことが明らかになった。
また、「なぜ川に入れないのか」との質問に対しては「工場汚水がそのまま排出されているから」との回答が48.5%にのぼったほか、「生活汚水の無秩序な排出」も29.9%に達した。
「どうしたら川の水がきれいになるか」という質問では、45.9%が「汚水のみだりな排出を厳しく罰すること」、26.3%が「政府の治水、監督を強化すること」と回答した一方、「一般市民も環境保護意識を持つこと」との回答も13.0%を占めた。
海のない内陸部が国土の大半を占める中国では、河川が「水」と戯れる貴重な場であることは言うまでもない。幼いころの川遊びの経験は、心を豊かにするうえで大きな意味を持っているはず。子どもたちのためにも、きれいな川を取り戻してほしいものだ。(編集担当:今関忠馬)(写真は「CNSPHOTO」提供)