
JX日鉱日石開発と丸紅は26日、両社が参画するパプアニューギニアの液化天然ガス(LNG)事業から日本向けの第1船が出荷したと発表した。パプアからのLNG輸入は初めて。東京電力福島第1原発の事故後、火力発電用LNGの輸入量が急増する中、調達先の多様化を図るのが狙い。
同事業は国際石油資本(メジャー)の米エクソンモービルやJX開発、丸紅などが参加。2014年4月に生産を開始し、15年に年産690万トンを目指す。日本は半分程度の330万トンを輸入。このうち180万トンが東電に、150万トンが大阪ガスに販売される。第1船は東電向け。
同事業の開発総額は190億ドル(約1兆9400億円)で、JX開発と丸紅は計9億ドル出資している。
日本に輸入されるLNGは、欧米向けより高額だが、日本企業が参画するLNG開発事業が世界各地で進んでおり、調達先を広げて競争を促すことで、価格が下がる可能性もある。