
高知県と徳島県は、ドクターヘリの出動要請が重なった場合に、隣接する地域で相互に運用する方針を固めた。出動範囲は、高知県の室戸市消防本部管内(室戸市と東洋町)、徳島県のみよし広域連合消防本部管内(三好市と東みよし町)を原則とし、傷病者が多数出た場合には例外とする考え。6月をめどに相互応援協定を締結する予定で、高知県が他県と同協定を結ぶのは今回が初めて。【坂本朝子】
高知県は2011年3月に四国で初めてドクターヘリを導入。出動件数は、11年度375件、12年度450件、13年度524件で、13年度の出動件数のうち、室戸市消防本部管内は64件だった。
一方、徳島県は12年10月に導入。13年4月からは関西広域連合へ事業移管し、兵庫県や和歌山県の一部地域と既に連携している。出動件数は、12年度134件、13年度376件で、13年度の出動件数のうち、みよし広域連合消防本部管内は29件だった。
相互応援のための運行経費は、当面の間は互いに無償とし、今後、両県間で出動件数の差が大きければ、その都度見直しを実施する。
高知県の担当者は、「距離的に近い地域で連携することで、救急医療体制の強化につなげたい」と話している。