
8日未明に消息を絶ったマレーシア航空機には、本人のものではないパスポートで搭乗していた人物が少なくとも2人いたことが分かっている。2人が使用したパスポートは数年前、タイのプーケットで盗難されたもので、タイは以前から「偽パスポート天国」として知られる場所だったという。広州日報が11日伝えた。
【その他の写真】
報道によれば、タイには盗難品のパスポートや偽造パスポートが取引される闇マーケットがあり、こうしたパスポートは詐欺師や逃亡犯、マネーロンダリング(資金洗浄)に絡む人物、またテロリストなどが買っていく。タイの警察は不明機の問題にからんで現在、プーケットのパスポート窃盗団について捜査しているが、偽パスポートの流通自体を阻止することはなかなか難しいとの認識だ。
報道によると、偽パスポートの売り値は、米国や英国のビザが発給されたもので2400米ドル(約24万8000円)、使用する人物の写真が貼られた米国のパスポートは2900ドルの高額になるといった状況だ。
タイで最もよく見つかる偽造品はベルギーとフランス、ポルトガル、スペインのパスポートを模したもので、これらの国のパスポートは偽造しやすいとされている。
偽造以外では観光客から盗む場合、レンタルバイクの店などが観光客から預かったパスポートを「似ている人に渡してしまった」と言い、観光客に紛失届を出させる場合、さらには観光客が自ら売る場合などがある。欧州のパスポートはバンコクで500ドルほどで売れるという。
(編集翻訳 恩田有紀)