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2026.07.03|コメント(-)トラックバック(-)

サッカー、助っ人の気になる年俸 欧州と異なるJの“税金事情”


 今年も野球にサッカーと日本でもプロスポーツのシーズンが開幕した。そしてたくさんの助っ人外国人選手が日本にやってきた。また逆に多くの選手がプロの日本代表として海外に移籍することはもう珍しい時代ではない。

◆報道の額は手取り

 そこで、誰もが気になるのはその選手の懐具合だろう。そう年俸だ。今年サッカーJリーグでは久々となるビッグネームがやってきた。強豪ウルグアイ代表でも現役FWとして君臨しているディエゴ・フォルラン(34)である。それもこれまでビッグな助っ人を獲得したことがないセレッソ大阪にやってきたことで開幕前は大きなニュースになった。そして気になるフォルランの年俸である。その総額は“税込み”で6億円(以下金額はすべて推定)といわれている。

 実はサッカー界での年俸は通常、税抜きで表記される。報道されている年俸のほとんどは『選手の手取り額』だと思っていただいていい。そして欧州のサッカー強豪国ではほとんどこの慣例に従っている。それは欧州の場合、各国でその国の財政事情があり、所得税などの税率が全く違うからだ。

 多くのサッカー強豪国の税率は40~50%といわれている。そしてビッグクラブの場合、選手が支払うべき税金はクラブが負担することが多い。今年1月にイタリア・セリエAの名門ACミランに移籍した本田圭佑(27)の場合、イタリアでの所得税率は43%だ。その本田の年俸は税込みで約7億7000万円といわれ、この中には出来高は入っていない。本田は活躍次第では年間10億円近い大型契約になっている可能性もある。しかし、その本田の年間の手取りとなると4億5000万円程度になる。

 では日本代表で、後輩でも所属クラブではビッグクラブにいるマンチェスターユナイテッドMF香川真司(25)はどうだろう。香川の年俸は地元紙などによると、300万ポンド(約5億1300万円)という額がイングランドでの相場になっている。これが香川の手取り額だ。この額で行けば本田と香川のどちらがサッカー日本代表で一番の高給取りであるかは微妙だ。しかし、イングランドの場合、基本的に税金が高いのでマンUが香川に支払っている額はなんと600万ポンド(約10億2500万円)になるといわれている。契約書での金額はこの金額が書かれている。税込み年俸でいけば間違いなく香川がサッカー選手として日本ナンバーワンの高給取りといえる。

 一方で、Jリーガーの場合、所得税などは選手個人自らが支払うのが通常だ。たとえば国内のサッカー選手で年俸1億円という報道がある選手でも、手取りに換算すればおよそ6000万円となる。

◆1年契約は11カ月

 しかし、欧州のクラブでは仮に強豪クラブではなくても「税金」を負担することもある。もちろんJリーガーの場合、一番は実力を加味されて海外移籍するわけだが、基本は税金を移籍したクラブが払ってくれるので、ちょっとばかり結果が出たJリーガーたちが海外移籍を画策するのは日本にいるよりは手取り額が確実に上がるからでもある。これはサッカーばかりではなく、日本プロ野球でもそうだ。

 あと逆に日本にやってくるサッカーの助っ人選手の場合、1年契約と報道されていても、ほとんどが11カ月契約で結んでいる。現在サッカー日本代表を指揮しているザッケローニ監督もその一人。日本サッカー協会と歴代最高年俸となる2億円で契約しているが、契約年数は必ず11カ月にしている。それは1年契約にした場合、日本ではかかる税金がまるっきり違うからにほかならない。「仮に1年契約で結んだら年俸の半分以上は税金で引かれますね。どのJクラブでも、外国人監督や選手と契約する場合は間違いなく11カ月契約で結んでいるはずですよ」とあるJクラブの社長が解説してくれた。

 今季Jリーグ最高年俸で日本にやってきたフォルランも12月までの契約になっているが、もちろん1年契約ではない。獲得するためにC大阪が総額6億円の投資をしたが、フォルランの場合もおそらく税金の負担はせずにおよそ年間4億円近い手取りで今季1年はC大阪でプレーする。

 その額が高いか、低いかは今季のフォルランの活躍次第ということはいうまでもない。(久保武司)

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2014.04.09|コメント(-)トラックバック(-)
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