
小学館が出版したレシピ本が、国立循環器病研究センター(国循)とセブン&アイ出版が発行した「かるしお」レシピ本と類似している上、塩分量の表示があいまいで、「混同・誤認した購入者が損害を被る」として、国循とセブン&アイ出版が小学館に抗議・要求書を送付したことが、7日までに分かった。【坂本朝子】
「国循の美味しい!かるしおレシピ」は、減塩食の普及活動の一環として出版され、シリーズ累計発行部数33万5200部となる大ヒットレシピ本。天然のだしを利かせることで、塩やしょうゆの量を抑える工夫が特徴で、「かるしお」は国循の研究や医学的知見に基づいた食事療法や調理法、健康食レシピを総称するものとして、商標登録もされていた。
セブン&アイ出版によると、小学館が「『かる塩』『かる糖』料理帖」を発行することを発売前に知り、事前の承諾なく使用することに対して問い合わせたが、「商標的な使い方はしていない」として経緯説明に応じず、同書籍は出版された。そのため、国循に相談の上、今回の正式な抗議に踏み切ったという。
抗議・要求書では、タイトルの一部に「かる塩」が使用されているだけでなく、本文中に同じ言葉が184か所にわたって出てくると指摘。また、塩分量などの表示がなく、多くのレシピで「塩ひとつまみ」というあいまいな表現になっている点を問題視した。
国循の「かるしお」レシピは、1食当たり塩分が2グラム未満になる献立で、少量をきっちり量ることができるオリジナルスプーンを付録に付け、厳密な塩分量の管理を重視している。国循では、「『かる塩』という用語の使用方法が一般の方々に誤解を与え、今後の国循の活動の妨げになる恐れがあり、極めて遺憾」とし、今後も商標の無断使用者には厳格な対応を取り、正確な情報提供に努めていくとした。
国循とセブン&アイ出版は、小学館と著者の山脇りこ氏に対し、経緯の説明や販売中止と謝罪、今後、事前の承諾なく、「かるしお」や類似する言葉を使用した書籍などを出版しないことを求めている。小学館は、「書面を受け取り、現在、対応につき精査・検討中」とコメントしている。
学校法人「順正学園」(岡山市)が運営する吉備国際大の岡山キャンパスが岡山市北区奥田西町に完成し、9日、記念式典が行われた。新設の外国語学部外国学科(定員80人)のキャンパスで、4月から第1期生が学ぶ。
同学部は国際社会で通用する“人間力”を養うのが目的。岡山キャンパス(約4千平方メートル)は昨年9月から建設されていた。
3棟の学舎内部は真庭産のヒノキと杉を使っており、木のぬくもりと香りを感じながら、正座して学ぶ教室など“和”を意識した作りとともに、最先端の語学学習システムを導入。4人の外国人を含む15人の教授・講師陣が指導にあたる。
この日は神事や同大同窓会が寄贈した記念碑の除幕式の後、テープカットで新キャンパスがオープン。同学園の加計美也子理事長は「この素晴らしい建物の中にこれから本物の中身を入れていく。世界で生きていける人間力を持った人材輩出を目指す」と語った。
ボウリングの第44回神奈川新聞社優勝旗争奪大会(県ボウリング連盟・神奈川新聞社主催、県公認競技場協議会など後援)最終日は9日、川崎市川崎区の川崎グランドボウルで個人総合得点で競うオールエベンツ(個人戦)と6人チーム戦を行った。
個人戦の一般男子は佐々木智之(横浜)が2年ぶり6度目、同女子は藤原聖佳(湘南)が初優勝を飾った。シニア男子は西川薫(川崎)が2年ぶり3度目、同女子は三武逸子(三浦)が6年ぶり3度目の制覇。
6人チーム戦は湘南B(菊地馨、九嶋義秋、蒲ケ原学、藤原聖佳、蒲ケ原杏子、菊地慎)が制し、団体総合は湘南が3年ぶり3度目の優勝を果たした。
また、大会期間中に寄せられた募金10万1808円が神奈川新聞厚生文化事業団に寄託された。