
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮外務省は30日、国連安全保障理事会が北朝鮮の中距離弾道ミサイル「ノドン」発射を非難する報道談話を発表したことを非難した上で、「核抑止力をさらに強化するための新たな形態の核実験も排除しない」とする声明を出した。朝鮮中央通信が報じた。
北朝鮮は14日の国防委員会声明で、米国に対抗し「核抑止力」を誇示する措置を取る可能性があると主張したが、4回目の核実験の可能性に直接言及したのは初めて。
「新たな形態の核実験」との表現について、従来のプルトニウム型ではないウラン型の核実験や水爆実験などを念頭に置いたものとの観測が出ている。
韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領が平和統一のための基盤づくりに向けた3大提案を北朝鮮に向け発表したにもかかわらず、朝鮮半島情勢がさらに悪化しかねないとの懸念も出ている。
声明では「米国が各種の核打撃手段を総動員し、核戦争演習を絶えず展開している」と主張。これに対抗する北朝鮮の訓練には「より多種化した核抑止力をそれぞれ異なる中長距離の目標に対置し、それぞれ異なる打撃力として活用するため、複数の形態の訓練が全て含まれるだろう」とした。
また、これらの訓練を米国が再び「挑発」と批判する場合、「朝鮮半島で誰も望まない破局的な事態が生じれば、その責任は米国が負うことになる」と主張。北朝鮮の「自衛的ロケット発射」訓練を糾弾することは容認できず、「米国が国連安全保障理事会を盗用してわれわれを孤立させ圧殺しようとする策動にこだわる限り、われわれも正当に防衛する権利があり、準備も全て整っている」と強調した。
東日本大震災から約1カ月後の平成23年4月、福島県飯舘村は「計画的避難区域」に指定され、約6千人の村民が全員村を離れた。
多くの人が福島市や南相馬市などの近隣の仮設住宅やアパートなどに避難した。自宅を出なければならない混乱の中でペットをどうするかは難しい問題だった。ほとんどの場合、一緒に住んでいたペットを連れて行くことは難しく、人に預けたり、置いていったりするしかなかった。
3年がたった今でも避難生活は続いており、いまだにペットと暮らすのは難しい状況にある。中にはいなくなったり死んでしまったりするペットもいた。
飯舘村の自宅に置いたまま、定期的に餌を与えに行っている人もいれば、NPOなどを通じて知り合った人にペットを預けている人もいる。
飯舘村から川俣町に避難している高野江美さん(24)は一緒に住んでいた愛犬のララを女優の大場久美子さんに預けている。
家族と愛犬のララと一緒に住める家を探しているが、まだ見つかっていない。福島県内では避難や復興関係者などで賃貸住宅が埋まっており、ペットと一緒に住めるところとなるとなおさら難しい。
正月や休みのときにはララに会いに行っているという。近くに預けることができた人はいいが、高野さんのように遠くに預けざるをえなかった人は、ペットに会うために遠方まで行かなくてはならない状況が続いている。
一方で人の住まなくなった家では、ネズミがわが物顔で走り回っている。飯舘村の実家でもネズミの糞尿の跡があった。実家の両親のように頻繁に出入りしている家は、まだましだ。遠方への避難などで、出入りがない家ではネズミが大量に発生し、糞尿が悪臭を放っているという。
家の中だけではなく、外にはイノシシやサルなどの動物も大量に出没している。
福島市から飯舘村を通り、南相馬に行く県道の途中には必ずといっていいほど動物の死骸がある。
自宅の庭や田んぼ、畑などはイノシシが掘り起こした跡が多くある。
村で唯一の帰還困難区域の長泥地区では、写真家の関根学さんが避難後から民家の庭先に定点カメラを設置し、人のいなくなった飯舘村での動物達の活動を撮り続けている。
関根さんが撮影した写真には、イノシシ、サル、キツネ、タヌキなどたくさんの種類の動物が映っている。夜になると庭先に現われ、駆け回ったり、土をほじったりしている。
関根さんは「人が住まなくなっても動物がいてそこにある食物を食べている。汚染が濃縮されている可能性がある」と指摘している。
動物たちは村に放射能があることを知るよしもない。人がいなくなったことを不思議に思っているのか、人がいなくなってせいせいしているのかは分からないが、事故前と変わらずに村で生き続けている。