
英国スコットランドのエディンバラに5月30日、トラム(路面電車)が新たに開業、翌31日から営業運転を開始した。同市には1956年まで路面電車が運行されており、路線は異なるものの58年ぶりの復活となる。
路線はエディンバラ空港からヨーク・プレイスまでの約14kmで、停留所は15カ所設けられ、全線の所要時間は34分。車両はスペインの車両メーカーCAF製の7車体連接車で、27編成を導入。100%低床車両で、車内には車いす用スペースや、LEDと液晶ディスプレイの2種類の案内装置を設けている。
平日と土曜日は8~10分、日曜日は12~15分間隔で運行する。運賃は空港駅発着の場合が大人5ポンド(約850円)、他の停留所間は大人1.5ポンド(約250円)。停留所で購入するチケットのほか、ICカードやスマートフォンによるモバイル乗車券も利用できる。
運行はエディンバラ・トラム(Edinburgh Trams Ltd)が行う。同社は市内を運行するバス会社、ロジアンバス(Lothian Buses)とともにエディンバラ交通局(Transport for Edinburgh)の元で運営され、ICカードや1日乗車券を共通使用できるなど運営の一体化を図っている。
《レスポンス 小佐野カゲトシ@RailPlanet》
ベルギーの首都ブリュッセルのユダヤ博物館で5月24日に3人が殺害された発砲事件で、フランス捜査当局は1日までに、事件の関与が疑われるフランス人の男を同国内で逮捕した。仏メディアなどが報じた。
報道によると、男は仏北部出身の29歳。5月30日に仏南部マルセイユの駅にバスで到着した際に逮捕された。バスはオランダ・アムステルダム発でブリュッセルも経由地だった。事件で使われたものと似た自動小銃を所持していた。
男は2013年にシリアでイスラム過激派勢力と共に戦闘に加わっていたとされる。
事件は5月24日に発生。博物館内で男が発砲し、イスラエル人男女2人とフランス人女性1人が死亡。ベルギー人男性1人が重体となり、反ユダヤ主義者による犯行も疑われている。(ベルリン 宮下日出男)
(CNN) 欧州の主要42都市の下水に混入する乾燥大麻やコカインを含む麻薬成分を調べる水質検査がこのほど実施され、オランダのアムステルダムなどで汚染が目立つ実態が判明した。
調査対象の他の麻薬はエクスタシー、覚醒剤や覚醒剤の材料となるアンフェタミンなど。
調査はスイスの海洋科学技術関連の連邦政府研究機関が主導し、欧州各国の政府機関、薬物対策団体、大学や研究所が参加。調査結果は英国の薬物中毒などの対策組織が刊行物に掲載した。排水における各麻薬成分の混入の度合いに関し上位10位までの都市を挙げるなどしている。
アムステルダムでは大麻は完全には合法化されていないが、特定の場所などでの使用には寛容な姿勢で知られる。同市は今回調査で、覚醒剤を除いた麻薬の汚染度でいずれも首位に迫っていた。エクスタシーや乾燥大麻では2位。大麻での首位はセルビアのノビ・サドで、パリが3位だった。
調査ではまた、下水に流れ出す各麻薬の成分検出で地域ごとの特性が出た。コカインの主要代謝物質であるベンゾイルエクゴニンはアムステルダム、アントワープ(ベルギー)、ロンドンやチューリヒ(スイス)で高濃度だった。バルセロナ(スペイン)やバーゼル(スイス)でも目立っていた。
ロンドンではエクスタシーも高かったが、他の麻薬では上位10位内に入らなかった。大麻の調査は同市で実施されなかった。
エクスタシーではオランダの都市が上位3位までを占めた。しかし、覚醒剤での順位は低位だった。覚醒剤の検出は、チェコ、スロバキアやドイツの一部地域が高く、トップはチェコの首都プラハだった。ただ、他の麻薬での同市の汚染度は十数位となっていた。
報告書によると、スイスではエクスタシーが「週末用の麻薬」であることを示唆するデータが得られた。検出の量は金曜日に跳ね上がって日曜日に最高水準に達し、月曜日には激減する傾向が浮き彫りになった。
今回調査は、危険な薬物中毒の拡大阻止を目指し、有効な監視手段の開発につなげることが大きな狙いだった。薬物利用の実態解明ではこれまで当事者に対するアンケートが通常の手法だったが、調査対象者の回答内容への信頼感が低いことが問題点となっていた。薬物利用者は時にして自ら摂取する麻薬の種類や混合の材料について把握していない事例もあるとしている。