
米国防総省は17日、リビア東部から北朝鮮国旗を掲げたタンカーが原油を運び出した事件で、米海軍特殊部隊シールズ(SEALS)がキプロス南東沖の「国際水域」で急襲作戦を実施し、制圧に成功したと発表した。
声明によると、シールズ隊員は米東部時間の16日午後10時(日本時間17日午前11時)ごろ、タンカー「モーニング・グローリー」を急襲。制圧後に米海軍兵士がタンカーに乗り込んでおり、リビアの港に帰港させる。死傷者は出なかった。作戦はリビアとキプロス両政府の要請で、オバマ大統領が了承した。
北朝鮮側は今月12日、タンカーに2月末から6カ月間の北朝鮮籍を与えたが、契約違反を理由に取り消したと主張。国防総省も声明で、タンカーを「船籍なし」として扱っており、今月初旬に武装したリビア人3人に乗っ取られていたと説明した。(ワシントン支局)