
■老朽化や利用者大幅減少
矢板市は、公共の日帰り温泉、同市城の湯温泉センター(同市川崎反町)の利用方法や運営方法を検討する委員会を設置することを決めた。施設の老朽化や利用者の大幅な減少などで市財政への負担が膨らむ中、2年をめどに今後の方向性を協議する。施設売却も視野に入っている。
同センターは、ふるさと創生事業として温泉を掘削し、平成4年にオープン。その後、露天風呂を設置、2号館も建設するなど施設を充実、7年には年間利用者が32万人に上った。
しかし、その後は同年をピークに利用者は減少。24年の利用者は12万7千人とピーク時の半分以下となっている。今年度からは指定管理者が替わり、サービス内容も一部変更して今月5日、リニューアルオープンした。ただ、設備の老朽化で修繕費用がかさみ、毎年2千万~4千万円の赤字で市の財政を圧迫しているのが現状だ。
このため市では指定管理者の契約期間を2年と短縮した上で、この間に検討委員会を設置。施設の売却も視野に今後の方向性を協議する。背景には、温泉ブームの沈静化もある。検討委は委員長を副市長とし、関係部署担当者のほか、外部の有識者も委員に加える方針。早ければ6月にも初会合を開く。
遠藤忠市長は「温泉は市の大切な観光資源。施設の活性化や活用方法を検討したい」と話した。