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手形詐欺で14億円被害か 大阪の2社、告訴や提訴 - NewStter

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2026.06.20|コメント(-)トラックバック(-)

手形詐欺で14億円被害か 大阪の2社、告訴や提訴


 大阪市内の包装資材メーカーと化学製品商社の2社が、架空取引と知らずに商品の仕入れ代金を手形で支払い、額面計約14億円の手形をだまし取られた疑いのあることが6日、関係者への取材で分かった。取引を主導したのは愛知県の包装材加工業者「吉田スリッター」(昨年11月破綻)で、長野県に拠点がある東洋紡の関連会社「豊科(とよしな)フイルム」の商品を仕入れるとして、取引の間に入るよう2社に依頼しており、架空取引には豊科の元従業員が関与していたとみられている。

 2社は、大阪市中央区のメーカー「福重(ふくじゅう)」と同市西区の商社「大倉ケミテック」(民事再生手続き中)。福重は、取引で被害を受けたとして豊科に約2億円の損害賠償を求めて大阪地裁に提訴。第1回口頭弁論が6日に行われ、豊科側が争う姿勢を示した。大倉は詐欺罪でこの元従業員らを長野県警に告訴している。

 関係者によると、2社は昨年7~10月、吉田や豊科の担当者を名乗った元従業員側の依頼を受け、(1)豊科から商品を仕入れ吉田に販売する(2)商品は豊科から吉田に直接納入する(3)代金は手形で支払う-との条件で取引を仲介。福重は仕入れ代金として額面計約2億円、大倉は計約12億円の手形を元従業員に手渡した。

 しかし、同年11月に吉田が突然破綻。商品の流通がない架空取引だったことが判明し、元従業員が取引前の同年2月に別の不祥事で懲戒解雇されていたことも発覚した。

 元従業員は豊科の社員当時、吉田との取引を担当。元従業員は大倉側に「吉田の主導で手形をだまし取った」と釈明しているという。吉田側で取引を仕切っていたのは代表の妻と従業員とみられ、手形を換金した疑いもあるが、2人は破綻の約1週間前に岐阜県内で変死しているのが見つかった。自殺とみられる。

 福重は今年4月、豊科に手形の額面と同額の約2億円の損害賠償を求めて提訴。訴状によると、福重は取引に際し「扱うのは二級品。明らかになれば市場単価が下がるため、公にするのは避ける必要がある」などと説明を受けていた。

 これに対し豊科側は「会社として取引を契約した事実はなく、元従業員との契約にすぎないため、被告とされる理由が不明」などとする答弁書を地裁に提出。手形に使われた社印も「印影が異なる偽造印だ」とし、争う姿勢をみせた。一方、大倉は吉田の破綻で債権の回収ができなくなった上、手形も不渡りになり、今年1月に大阪地裁に民事再生法の適用を申請した。

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2014.06.06|コメント(-)トラックバック(-)
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