
春の匂いがする季節になりました。あたたかな太陽の匂いがする。そんな日にピッタリなワインをご紹介します。
「プイイ・フュメ 2011 セルジュ・ダグノー」(参考価格2970円)。
ソーヴィニョン・ブラン100%で作られるワインです。比較的涼しい地区で作られる方が独特の柑橘やハーブの香りが残り、気持ちのいい酸も生まれるブドウです。
フランス最長の河川ロワール川流域の上流で生産されるワイン。ワインの色合いは、輝くグリーンイエロー。青りんご、マルメロの香りやハーブの香りが特徴的。グレープフルーツの爽やかな香りも存在し、スモーキーなワイン。
シャープでやわらかな酸味が、喉の渇きをすっきりと潤す。シンプルな野菜料理、マリネ、ピクルスとの相性が良いのでお勧めです。単体で飲んでもスッキリと飲むことができ、美しい葡萄の味わいが口の中にひろがります。きりりと冷やしたほうが美味しく飲めるワインです。
ワインには、温度がとても重要です。わかりやすく言えば、コーラ。常温で飲むと甘いだけでキレがなく、口の中にベタベタ残ります。逆にきっちり、冷やして飲むと清涼感たっぷりで甘みも抑えられ、スッキリ飲めます。このワインの魅力は、シャープな酸なので10度くらいに冷やして飲むことをオススメします。
カーテンから日差しが漏れて、ふと目を覚ます。ゆっくりと起き上がり、窓を開けると気持ちのいい風が頬をなでる。その風から1日の始まりを感じた。そんな爽やかな風を感じさせる味わいです。
ワインは、あなたの大切な人、家族、仲間。これから、大切な人になる人々。そんな人達と分け合いながら飲むお酒だと思います。僕の選んだワインが、あなたの幸福の一つになりますように。
■吉原竜之介(よしはら・りゅうのすけ) 1988年4月26日茨城県出身。20歳の時にワインに魅了される。サントリーの子会社でバーテンダーを経験し、ヨーロッパへ。2012年でソムリエ試験に合格し、本格的にワインの道へ。自分で選んだ選りすぐりのワインでワイン会を開催。現在は東京・銀座のシノワで勤務中。