
インドの自動車市場は深刻な販売不振に陥っていたが、ようやく上向きつつある。外資系の主要自動車メーカーの5月販売台数は前年同月比で軒並み2桁増を記録した。半面、地場のタタ・モーターズとマヒンドラ&マヒンドラはマイナスとなり、メーカーによって明暗が分かれた。現地紙エコノミック・タイムズなどが報じた。
同国自動車最大手マルチ・スズキの5月の販売台数は前年同月比16.4%増の9万560台となり、4月の12.6%減からV字回復を果たした。ハッチバックの「スイフト」「リッツ」「エスティロ」が合わせて53.9%増と牽引(けんいん)した。
シェア2位の韓国現代自動車は小型セダン「エクセント」など新車投入が奏功し、同12.8%増の3万6205台だった。また、日系のホンダ、トヨタもそれぞれ18%増と好調。5月の乗用車販売は前年同月比2.8%増の20万7953台だった。
今後の見通しについて、米大手会計事務所プライスウォーターハウスクーパースのアナリストは「新政権が自動車の物品税引き下げ措置を継続すれば、10~11月の祭事期間に消費者の購買意欲は一層高まるだろう」と述べた。アナリストは、14年度が前年度比3~5%増、15年度は2桁成長を見込んでいる。(ニューデリー支局)