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上原ひろみ新作「ALIVE」、「気持ち悪いけどかっこいい楽曲」 - NewStter

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2026.06.23|コメント(-)トラックバック(-)

上原ひろみ新作「ALIVE」、「気持ち悪いけどかっこいい楽曲」


 世界的に活躍するジャズピアニスト、上原ひろみ(35)が新作「ALIVE」(ユニバーサル、通常盤2808円)をリリースした。アンソニー・ジャクソン(ベース)、サイモン・フィリップス(ドラムス)とトリオを組んだ3作目で、上原は「自信作。大満足です」と胸を張る。(櫛田寿宏)

 上原はこのトリオについて「3人とも挑戦することに興奮を覚えるタイプ。リスクをとって、守りに入らず演奏します。4年ほど一緒に演奏していますが、この作品でチームワークが最大になりました」と語る。16分の27拍子の変拍子を取り入れるなど、プレーヤーとしての極限に挑んだ。そんな楽曲を「気持ち悪いけどかっこいい」と表現した。

 収録曲はすべて上原のオリジナル。タイトル曲の「ALIVE」はスリリングな、スピード感のある曲だ。「生きるということで直面するさまざまな場面をイメージしました。聴く人がこの曲に自分のイメージを重ねて、好きなように楽しんでほしい」と話す。

 トリオで9月に開催される東京JAZZに出演することが決まっている。「このトリオで出られることは大きな喜びです。ツアーでアルバムの曲を何度も演奏するので、その成果をお聴かせしたい」。ジャズフェスティバルは出演者としてだけでなく、「一音楽ファン」として、ほかのミュージシャンの演奏を聴く楽しみがあるという。

 上原は2011年に参加したアルバム「スタンリー・クラーク・バンド フィーチャリング上原ひろみ」でグラミー賞を受賞した。昨年4月にはニューヨークの名門ジャズクラブ「ブルーノート・ニューヨーク」に9年連続で出演、6日間公演を成功させるなど、世界規模で活躍している。

 欧米での公演が多く、各都市の客席の雰囲気の違いを楽しんでいる。最近では、ドイツのシュツットガルトでの公演が印象深いという。「2部構成だったのですが、休憩時間になったら客席が空っぽなんです。帰ってしまったのかと驚いたら、全員がホールのバーでビールを飲んでいました。この日を、心から楽しんでいる様子でした」と語る。ツアーの間は長旅の連続になるが、「日本からアメリカに直行便で行ける時代です。ハワイで給油していた時代の先輩方のことを思ったら、泣き言なんていっていられません」と意に介さない。

 ライブでは毎回気力を出し切り、演奏後に肩で息をする姿はファンの間ではよく知られている。「例えば絵画は鑑賞する人がどれだけの時間をかけるか決められます。5分でも1時間でも、好きなだけ見ればいい。でも音楽は、演奏する側が時間を決めます。2時間の公演なら、2時間の時間をお預かりすることになります。その責任を果たさなくては、といつも考えています」。進化を止めないトップアーティストは、人一倍音楽に真摯(しんし)に取り組んでいる。

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2014.05.24|コメント(-)トラックバック(-)
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