
【サンパウロ=中村将】南米コロンビアで15日、大統領選の決選投票が行われ、現職のサントス大統領(62)が、スルアガ元財務相(55)を破り、再選を果たした。中南米最大の左翼ゲリラ「コロンビア革命軍」(FARC)との和平が争点となった。
FARCと和平協議を進めるサントス大統領の得票は約51%、対ゲリラ強硬派のスルアガ氏が約45%だった。5月25日の1回目の投票では、スルアガ氏がわずかにリードしており、国民の支持は拮抗(きっこう)していた。
サントス大統領が再選されたことで、FARCとの和平交渉は加速するとみられる。これまでに、FARCが資金源とする麻薬の生産取り締まりに同意。ゲリラの政治参加や農村開発でも合意している。今後は、およそ半世紀にわたる内戦で22万人に上るとされる犠牲者への補償などについて話し合いを行う予定。
サントス大統領の2期目の就任式は8月7日。任期は4年。