三菱地所は15日、東京・大手町で進める再開発計画の敷地内で温泉の湧出を確認、名称を「大手町温泉」とすると発表した。深さ1500メートルからくみ上げた湯が、中央温泉研究所で温泉と認定された。
三菱地所は大手町で地上31階、高さ170メートルの事務所棟と、地上18階、高さ90メートルの宿泊施設棟の2棟の高層ビルを建設中で、2016年春に完成する予定。温泉は両棟で活用する計画で、事務所棟には日帰り温浴施設の設置を検討。大手金融機関ほか、周辺のオフィス街からの利用を想定している。
温度は36・5度で湧出量は1分当たり240リットル。医療的な効果が期待され、治療目的に利用される「療養泉」に分類され、疲労回復や健康増進に効果があるという。