新潟を拠点に活動するアイドルグループRYUTistが、約1年半ぶりとなる東京でのワンマンライブを8月16日に東京・タワーレコード渋谷店B1F CUTUP STUDIOにて開催することが決定した。
このライブはタワーレコードのストリーミング配信メディア「TOWER REVOLVE PROJECT」で配信されているレギュラー番組「南波一海のアイドル三十六房」のプロデュースにより実施されるもの。当日はRYUTistによるライブパフォーマンスに加え、ライブ会場限定Tシャツの販売も予定されている。チケットは明日7月12日よりタワーレコード渋谷店およびRYUTistの定期ライブ「RYUTist HOME LIVE」会場限定で販売される。
なおRYUTistはワンマンライブ直前の8月13日に、ニューシングル「WindChime! ~街のトンネル~」を発表する。
?アイドル三十六房 Presents
RYUTist HOME LIVE #112" 3rd Single Wind Chime! ~街のトンネル~リリースライブ
2014年8月16日(土)東京都 タワーレコード渋谷店B1F CUTUP STUDIO
OPEN 12:30 / START 13:00
料金:1500円(ドリンク代別)
大学生の時、どうしても入りたくないトイレがありました。そこは大学内にある普段はあまり使われない建物の2階の女子トイレ。そのトイレには、以前から正体の分からない黒くて大きな塊が居ます。
もやもやとした黒い煙の様なものをまとった黒い塊は、いつも一番奥の個室の前や壁に立っています。
私はどうしてもそこのトイレを使わなくてはいけない時は、一番手前の個室を使うのですが…1度、着替えの為に仕方なくそのトイレを使用した事がありました。
入るともちろん私以外に誰もいない。黒い塊は今日も奥にいる。「よし!さっさと着替えよう!」。もちろん一番手前の個室へ入り、着替えを始めました。
すると、いつもなら動かない黒い塊の気配がゆっくりと近付いてくるのです。音はしないのですがなんとなく感覚でわかりました。「なんで…」とにかく急いで着替えを終え、出ようとしたらトントン、ドアをノックされました。
「あの黒い塊がノックしたの!?えっ…誰!?」。少し考えたのですが、
思いきってドアを開けました。
ドアを開けると何もいませんでした。黒い塊も消えていました。「あれれ?いなくなったのかな?」その時はそう思いました。
後日、改めてそのトイレへ行くと以前と同じく奥側に黒い塊がいて私はすぐに走って逃げました。
誰もいないのにノックされたりするのは彼らのイタズラなのかも知れませんね。
■りゅうあ 1990年2月20日生まれ 身長161センチ、B84・W58・H88のDカップのナイスバディー。趣味・怪談話、特技・オーラを見ること。公式ブログ http://ameblo.jp/ryuablog/ も要チェックだ。
『南風(なんぷう)』は、台湾と日本が舞台の自転車ロードムービーだ。なぜ自転車がテーマなのか? その答えは、作品の随所に現れる軽快なリズム感、あるいはダイナミックな躍動感が物語っている。(産経デジタル 日下紗代子)
■自転車の動きが描く喜怒哀楽
青く澄み切った海岸、美しい木々の木漏れ日、レンガ造りのノスタルジックな家々…台湾の変わり行く景色の中を、主人公達を乗せた自転車が時には穏やかに、また時には慌しく駆け抜けていく。坂を下り、橋を渡り、台湾最古の寺院を訪れたかと思うと、一転、活気あふれる市場に向かい、大胆にカニを頬張る。
「主人公の不安定な感情を、自転車を使って風景を変えて、動きの中で立体的に表現したかった」
メガホンをとった萩生田宏治監督(47)の狙いは、映像のすみずみにまで結実している。自転車の走りに合わせて天候や場所、風景が変化する中で、若者たちの喜怒哀楽も揺れ動く。そのスピードは速く、せわしく、なぜか心地よい。
劇中に、印象的なシーンがある。モデルを夢見た台湾の少女トントンが乗る電車を、主人公の藍子が必死になって自転車で追いかける。がむしゃらに自転車をこいで後を追う藍子の姿に、トントンの心は揺さぶられる-。作品のクライマックスも、自転車の動きが重要な役割を演じている。
萩生田監督は、エンディングに訪れる愛媛県のしまなみ海道についても「橋から見える風景が全部違う。島と海しかないんですけど、島の位置とかで表情がどんどん変わるんです」と熱く語った。視覚への鋭敏な感性は、撮影のアングルや遠近感、雄大な風景を収めるカメラワークによって、作品に現われている。何に対しても「面白い」と感じ、チャレンジを繰り返した千変万化な映像作りは、監督自身の映画を作ることへのモチベーションの表れでもあるように感じた。
■壁を乗り越えるための“旅”
萩生田監督も学生時代、自転車乗りであり、よく自転車で旅に出たという。監督は当時を振り返りつつ、「旅も映画も似ている」と語り始めた。
「問題にぶつかったときには、自分が一つの殻に閉じ込もらないことが重要」
そう考える萩生田監督は、「自分の価値が、いくつもある価値の一つであることを知る意味で、“旅”することは大事なこと」と話す。
劇中で、仕事も恋愛もうまくいかない藍子と、家族に反対されながらもモデルの夢に向かって猛進するトントン。壁に突き当たり、乗り越えるために台湾を自転車で旅する二人の姿は、若かりし頃の監督自身に重なる。
「困難なとき、自分のなかに別の視点が生まれることで救われることがある。それが直接的な解決にならなくても、ちょっと光がみえたりする。自転車の“旅”の物語を通して、お説教ではなくそんなことを伝えていければ、と思って作品に取り組んだ」
■理解し合うまでコミュニケーション
日台合作として制作された本作品。12日間の短い撮影期間では、日本語と中国語の言葉の壁を乗り越えることが最大の課題となり、出演者やスタッフが一丸となって取り組んだ。
萩生田監督自身、台湾で仕事をするのは人生で二度目。自身の思いを伝えようと言葉を尽くして何度も説明する中で、思いがけない発見があったという。
「説明しなきゃいけない、ではなく、しゃべって理解してもらうことが、だんだん楽しくなっていったんです」
また、景色の変化にこだわって撮影に取り組んだ萩生田監督は、「その場その場のやり取りの中で偶発的に生まれるものを作品に取り入れる。そうして仕上がっていく映画ってどんなふうになるのか、まさにチャレンジでした」と振り返る。
このため、日台のスタッフはアイディアを持ち寄り、互いに“意図”を理解し合うまでコミュニケーションをとったという。そうした生身の熱さは、作品に奥行きと臨場感をもたらしている。
「日本のスタッフは、効率的で、台本読みもしっかりしていて、あうんの呼吸で動いてくれるのでやりやすい。しかし、反対に台湾のスタッフには、自分のやりたいことがその場その場で問われ、心地よい緊張感があった。『説明に疲れたから勘弁してくれ』というのではなくて、むしろ力をもらうような体験でした」
日台合作という難しい作品作りに自然体で臨み、新たな作風に結実させた萩生田監督。言葉の壁を乗り越えたが、今後は「歴史や文化など、根底で“通じ合えない困難”があるとき、人がどんなリアクションをしていくかを描いてみたい」と更なる作品作りに思いを馳せた。
『南風』は7月12日(土)にシネマート新宿(東京)で公開。その後、全国の映画館で順次公開される。
■映画『南風(なんぷう)』
出演: 黒川芽以、テレサ・チー、郭智博、コウ・ガ
監督: 萩生田宏治
脚本: 荻田美加、攝影師: 長田勇市JSC、音楽: 赤い靴、共同企画:(c)森
永あい/白泉社(メロディ)
公式サイト:http://www.nanpu-taiwan.com/