いましろたかし、高浜寛、根本敬、山田参助が、8人組バンド・片想いの8月25日にリリースされる新作「山の方」に描き下ろしマンガを寄せた。
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「山の方」は「山」にまつわる記事を掲載した本と、7inchアナログシングルから構成される。本にはいましろらが片想いの楽曲や山などをネタに描いたマンガのほか、片想いメンバーも登場するグラビア、インタビューなどを掲載。7inchにはA面に「山の方から来てくれればいいのに」、B面に「いとしいな」という、ライブでも人気を博している楽曲群が収められる。
片想い「山の方」収録内容
7inchアナログ
[SIDE A]・山の方から来てくれればいいのに[SIDE B]・いとしいな
BOOK
・いましろたかし / 高浜寛 / 根本敬 / 山田参助による描き下ろしマンガ・グラビア、インタビューなど山への思いを多種多様な形で掲載予定
[映画.com ニュース] 今夏公開のインド発の感動作「バルフィ!人生に唄えば」で、主人公のバルフィに恋する自閉症の少女ジルミルを、ミスワールドにも輝いた美人女優プリヤンカー・チョプラが演じている。ほとんどセリフはなく、まるで少女のようなあどけなさを感じさせる難役と、本国ではツンデレセクシー美女として知られるそのギャップに注目だ。
インド映画に造けいの深い映画ライターの村山章氏は「絶世の美女がわんさかいる国インドの代表になって、ミスワールドにまで輝いた実績は伊達じゃない。タイプとしてはモデル風のツンデレ、もしくはツンツン系で、決して親しみやすいタイプじゃない。その“高嶺の花”感はインド人男性も感じているよう」と本国でのチョプラのイメージを紹介。そして、「モデル出身の圧倒的な美貌を持ち、セクシーでありながら上品。キツ目なんだけど純粋さも失わない。日本で敢えて近い立ち位置の女優を挙げるなら、黒木メイサ」だと説明する。
映画はろうあの主人公バルフィと、愛を知らずに育った自閉症のジルミル、絶世の美女シュルティの2人の女性とのラブストーリー。本作の中でジルミルが歌を口ずさむシーンでは、美声とは言えない歌声を披露して笑われてしまうが、実際のチョプラは歌手としても活躍しており、レディ・ガガをマネージメントするAtom Factorがマネージメントを担当するなど、世界的にその実力が認められている。
本作でのチョプラの魅力について村山氏は「彼女の場合は美しさばかりが先行して語られてしまっていたと思うのです。それが『バルフィ!』では、まさに女優開眼とも呼ぶべき大変身を遂げている。バッチリメイクしていないすっぴんに近いプリヤンカーが見られるというだけでファンには衝撃的なことですし、他人の目を一切気にしない野生児のようなキャラを演じていて、本当に演技が躍動感にあふれている。ここまで解放されたプリヤンカーが見られることは、嬉しい驚きのひとつでした。しかも、モデル的な装飾をすべて剥ぎとってもなお、彼女はとてつもなく可愛いらしく、また魅力的だった」と女優としての新境地を称えている。ラストではバルフィとジルミルの感動的なクライマックスが用意されており、インド美女の熱演に注目したい。
「バルフィ!人生に唄えば」は8月からTOHOシネマズシャンテ、新宿シネマカリテほか全国公開。
お笑いコンビ、ザ・ぼんちが11日、年間最強漫才師決定戦「THE MANZAI2014」に初参戦することを発表した。1980年代に漫才ブームを起こした同名番組の第1回に出演した大物が、34年ぶりに“凱旋”する。ぼんちおさむ(61)は「全然負ける気がしない」と宣言し、里見まさと(62)も「年寄りの冷や水と言われようが気にしない」。脂の乗った漫才師がしのぎを削る中、レジェンド級のベテランが殴り込みをかける。
A地点からB地点へ-80年代から現在のTHE MANZAIへ、ザ・ぼんちが電撃参戦だ。
おさむが力む。「(今年)62歳で体力的には劣るかもしれないけど、気持ち的には全然負ける気しない」。
2人は大阪・なんばグランド花月での出番の合間に、所属事務所を通じて出場を発表した。昨年12月、決勝の激戦を伝えるテレビの生放送で若手の頑張りを見た際「還暦を超えた僕らが、ポーンと飛び込んだらどうなるか。年寄りの冷や水って言われるかもしれないけど何も気にしない。自分たちができることを目いっぱいやってみよう」(まさと)と、2人で決めたという。
元祖「THE MANZAI」は関西テレビ系で80年4月から82年6月まで11回放送。同局系「花王名人劇場」とともに漫才ブームを巻き起こした。ぼんちは第1回をはじめ計7回出演。「オンエアの次の日には人生が変わってた」(まさと)という思い出の番組だ。
賞レースとなった現在も「あの音楽を聴くと今でもゾクゾクする」とまさとが言えば、おさむも「違和感ないっていうか耳に入ってくるねん」と呼応。初出場というより“ホーム”のようだ。
他の賞レースと違い、出場資格に結成10年未満などの規定や年齢制限がないTHE MANZAI。2人にはもってこいの大会だ。出場者は今後順次発表されるが、最年長コンビとなる可能性も十分だ。
まさと「最年長ならまた面白い。どこまで若者と戦えるか見ものやね。僕らは昔、日本武道館で初めてライブをやった(お笑い)コンビ。新しいことにはどんどん挑戦していきたい。(1回戦は制限時間3分のため)2分50秒くらいのネタでバチーっと格好良く決めたいね」
おさむ「60代の僕らも今青春まっただ中。いくつになっても夢を追いかけてるってことが大切なんやって思う」
ともに目標は1回戦突破。きょう12日のラジオ大阪「里見まさとのおおきに!サタデー」(土曜後5・30)でおさむをゲストに迎えて、ファンに出場の思いを報告する。
「THE MANZAI」…吉本興業、フジテレビなどが運営する2011年スタートの年間最強漫才師決定戦。エントリー制で、全国各地で予選があり、10~11月に本選サーキット、12月に決勝が行われる。80年代に漫才ブームを巻き起こした同名のネタ見せ番組を復活させた形だが、実質的には若手漫才師No.1決定戦だった「M-1グランプリ」の後継となる。11年の第1回はパンクブーブー、第2回はハマカーン、昨年の第3回はウーマンラッシュアワーが優勝した。賞品はフジ新番組のレギュラー権など。
ザ・ぼんち…ボケ担当のぼんちおさむは1952(昭和27)年12月16日、大阪市生まれ。ツッコミの里見まさとは同年4月25日、兵庫県生まれ。72年にコンビ結成。横山やすし・西川きよし、B&Bらとともに80年代の漫才ブームを引っ張った。81年に「恋のぼんちシート」で歌手デビュー。アイドル的な人気となり、漫才師で初めて東京・日本武道館でコンサートを開催した。86年に解散し、2003年に再結成。79年に上方漫才大賞の新人賞、81年には大賞を受賞した。