三菱地所は15日、東京・大手町で進める再開発計画の敷地内で温泉の湧出を確認、名称を「大手町温泉」とすると発表した。深さ1500メートルからくみ上げた湯が、中央温泉研究所で温泉と認定された。
三菱地所は大手町で地上31階、高さ170メートルの事務所棟と、地上18階、高さ90メートルの宿泊施設棟の2棟の高層ビルを建設中で、2016年春に完成する予定。温泉は両棟で活用する計画で、事務所棟には日帰り温浴施設の設置を検討。大手金融機関ほか、周辺のオフィス街からの利用を想定している。
温度は36・5度で湧出量は1分当たり240リットル。医療的な効果が期待され、治療目的に利用される「療養泉」に分類され、疲労回復や健康増進に効果があるという。
松竹 <9601> が15日午後2時に、今2月期の第1四半期業績を発表した。
1Qの売上高は237億2500万円(前年同期比7.1%増)、営業利益は28億6700万円(同21.7%増)となった。
主力の映像関連事業において、映画興行の「アナと雪の女王」が大ヒット。「白ゆき姫殺人事件」、「機動戦士ガンダムUC episode 7」なども健闘し、同事業の営業利益は前年同期の3.5倍に拡大、演劇事業の減収・大幅営業減益をカバーした。
同社の8月中間期業績は、売上高が前年同期比4.0%減の444億5000万円、営業利益は同59.1%減の22億7000万円の予想を据え置いたものの、営業利益は1Q時点で中間期計画を超過している。
松竹の15日の株価は、前場は小幅高で推移していたものの、業績発表後に急伸。午後2時25分に8円高の963円まで買われている。(編集担当:片岡利文)