岸田文雄外相は16日、中央アジアのキルギスを訪問し、同地域5カ国との対話枠組み「中央アジア+日本」の外相会合に出席した。外相は立ち上げから10年を迎えたこの枠組みについて、「中央アジア諸国の関心は高く、実践的な協力の場として発展している」と指摘。会合では、アフガニスタン情勢をにらんだ麻薬対策や国境管理での連携、日本の農業技術を生かした地域協力について話し合う。
また、岸田外相は同日のアブディルダエフ・キルギス外相との会談で、同国の民主化を支援し、幹線道路の補修と防災を目的に約120億円の円借款を供与することを伝えた。(ビシケク 遠藤良介)
(CNN) 米ロサンゼルスで今年4月に、自分の性器を切り落としてビルの2階から飛び降りたラップ歌手のアンドレ・ジョンソンさんが、沈黙を破って芸能サイト「E!」のインタビューに応じ、事の成り行きを説明した。
ジョンソンさんは4月、ノースハリウッドで自分の性器を切り落とし、ビルの2階から飛び降りた。
インタビューでは「あの晩はドラッグをやっていた。でも自分を完全にコントロールできていた」と主張。「あれを切り落としたのは、自分の問題のすべての根っこがそこにあったから。この問題の解決策が、セックスは死すべき人間のためのものであり、自分は神だと悟ることだった。その種の行為は私をトラブルに巻き込む。私は神としてここに来た」と話した。
ジョンソンさんの芸名は「クライスト・ベアラー」(『キリストを背負う者』の意味)。米ヒップホップグループ「ウータン・クラン」系列のバンド「ノーススター」のメンバーとして活動している。
これまで沈黙を保っていたのは「気が狂ったと思われるから。この件については心の底から話したくなかった」という。
切り落とした性器は再生できなかった。退院後は精神分析医に通っていたが、もう大丈夫だと診断されたという。
病院で目を覚ました時にはまだ生きていることを神に感謝し、「自殺はしたくなかった」とジョンソンさんは語る。「あれは単なる悪魔への対応だった。彼らは全力で私をとらえようとした。でも生き延びて考えが固まった。私は生きている。性器があってもなくても」
政務活動費からメロンの長期保存に関する実験費用53万2176円を支出したのは不適切だったとして、秋田県の中田潤県議(67)=能代市山本郡選出、新みらい=が全額を返納した。16日に県議会事務局が入金を確認した。
中田県議は「メロンを良質に貯蔵し、安定的な供給につなげる」として昨年7~10月、業者から貯蔵庫をリース契約で借りてメロン保存の実験をしたとする書類を県議会に提出。費用の大部分を政務活動費から支出していた。
「メロン農家のためにやったことだが、疑念を持たれる支出だった。今後は自費で続ける」として返納の意向を示していた。
この日、記者会見した能登祐一県議会議長は「兵庫県議会の不祥事が全国的、世界的なニュースになっているので、県民に顛末(てんまつ)を説明すべきだと判断した」とした上で、政務活動費マニュアルの見直しを急ぐ考えを示した。
業者側はリースではなく販売したと主張。政務活動費マニュアルは、10万円以上の備品の購入は「資産形成につながる」として禁止しているが、能登議長は「返納されたので調査対象ではなくなった」とした。