
ヤマハ発動機は6月13日、モーターサイクルのあるライフスタイルを提案する活動「55mph(ゴジュウゴマイル)」プロジェクトの発表会を開催した。このプロジェクトは同社がこれまで5年間にわたって取り組んできた、初心者、リターンライダー、女性に向けた一連のキャンペーンに続く新たな施策で、主に大人の男性ライダーを対象とする「ゆとりある、上質なモーターサイクルライフ」というコンセプトを核に、さまざまな活動を行っていく。
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■ BOLTをモチーフに「ガレージがある生活」を提案
発表会では、ヤマハ発動機 MC営業企画部の松本泰介氏がプロジェクトの説明に立った。松本氏は、かつて日本で2輪車の販売台数が右肩上がりだった高度成長期と現在を比べ、価値観が大きく変わっていると指摘。製品そのものより、それを使ってどうするかという点に重きが置かれるようになっていると解説した。モーターサイクルについてもすぐに買うのではなく、事前にいったん試したり、所有するよりレンタルを選ぶといったように、購買行動や所有に対する考え方が大きく変わってきているとした。
ただ、「顧客がモーターサイクルのどこにメリットを感じるか」「顧客自身の生活にモーターサイクルがどうつながるのか」といった点は人それぞれで考えが異なり、これに対しては「新しいコンセプトの商品開発」「ブランド、商品への接触機会を増やす」という活動のほか、「モーターサイクルのあるライフスタイルを提案する」施策を行うなど、長期的な視野で取り組んでいくことが必要になると述べた。
このことから、同社では5年ほど前から女性向けライディングレッスンの開催、東京モーターサイクルショーでの「BOLT」をモチーフにしたライフスタイルの提案、フィギュアスケーターの荒川静香さんをアンバサダーとして起用するなど、モーターサイクルの普及を目的とした多くの活動を続けている。
今回の55mphプロジェクトもその一環で、「21世紀に合うような形でモーターサイクルのあるライフスタイルを提案し、モーターサイクルの文化が日本にもっと定着するように」という願いを込めてスタートする施策だと松本氏は説明。高速道路の一般的な最高速より、ややゆっくりとした55mph(約80km/h)をイメージしたゆとり感とともに、モーターサイクル自体ではなく、モーターサイクルのある生活などを提案する形でさまざまな取り組みを行っていく。
具体的には、アメリカンスタイルのBOLTをモチーフに“ガレージカルチャー”をテーマとしたライフスタイルを提案。人や文化が集うカフェという空間も取り込み、それらをWebやイベントなどで効果的に紹介する。「モーターサイクルでコンビニに来て、しゃがみこんで缶コーヒーを飲む光景は(若い人が見て)憧れにくいのではないか」と話し、「30分先にある景色のいい場所で落ち着ける手伝いを我々がしていきたい」と語った。
55mphプロジェクトの1つ目の大きな活動として、「55mph Cafe」という名称のイベントを日本各地で定期的に開催することを発表。初回は7月12日に箱根大観山で開催し、ライディングギアを製造・販売する「クシタニ」とコラボレーション。BOLTのあるガレージを再現したキャラバン車を展示し、訪れたライダーに軽食などを提供する予定だ。また、8月9日には新東名高速道路にあるPA(パーキングエリア)の「NEOPASA清水」内でも、一般の人を対象として同様の活動を行うとのこと。9月以降は毎月第2土曜日に開催する予定としている。
こういったイベント以外に、モーターサイクル好きの有名人のライフスタイルや、イベントに訪れたライダーのおしゃれなファッションを取りあげるコンテンツも用意し、「55mph Friends(仮称)」というタイトルで紹介していく。さらに55mphプロジェクトのロゴをあしらったTシャツを販売することなどにより、同社の取り組みを広くアピールしていく方針だ。
【Car Watch,日沼諭史】
ホンダは6月16日、さいたま市と2012年から共同で行っている家庭内のエネルギー需給を総合的にマネジメントする実証実験で、CO2の排出量を約5割削減できる効果が得られたことを明らかにした。
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ホンダは2011年5月23日にさいたま市と『E-KIZUNA Project協定』を締結。これに基づきホンダスマートホームシステム(HSHS)を導入した実証実験ハウスをさいたま市内に建設し、12年4月からガスおよび太陽光、さらにホンダの電動化モビリティを活用した家庭内エネルギーマネジメント技術の検証を行っている。
この実証実験ハウスにはホンダの従業員が実際に居住し、12年12月から13年11月までの1年間で1万4400kWhのエネルギーを消費し、この中には電気自動車による電力消費も含まれているという。
実証実験に携わっている本田技術研究所汎用R&Dセンター瀧澤敏明主任研究員は「HSHSが無い場合と比べるとCO2排出量が49.7%削減できた。光熱費も比較したところ年間平均月58%、同2万4000円分削減できた」と説明。
その上で「当初、ホンダがコミットメントしていた2015年度のCO2半減が見えてきたので、2025年にCO2ゼロに向けた技術・手法の確立という目標を5年前倒しする」ことも明らかにした。
《レスポンス 小松哲也》
【サンパウロ=中村将】南米コロンビアで15日、大統領選の決選投票が行われ、現職のサントス大統領(62)が、スルアガ元財務相(55)を破り、再選を果たした。中南米最大の左翼ゲリラ「コロンビア革命軍」(FARC)との和平が争点となった。
FARCと和平協議を進めるサントス大統領の得票は約51%、対ゲリラ強硬派のスルアガ氏が約45%だった。5月25日の1回目の投票では、スルアガ氏がわずかにリードしており、国民の支持は拮抗(きっこう)していた。
サントス大統領が再選されたことで、FARCとの和平交渉は加速するとみられる。これまでに、FARCが資金源とする麻薬の生産取り締まりに同意。ゲリラの政治参加や農村開発でも合意している。今後は、およそ半世紀にわたる内戦で22万人に上るとされる犠牲者への補償などについて話し合いを行う予定。
サントス大統領の2期目の就任式は8月7日。任期は4年。