夏休みを前に外国人観光客向け観光バスが東京に相次いで登場する。東急グループはエフエム東京と組み、車内で英語と日本語による観光案内を流す2階建て無料バス「VISIT SHIBUYA号」を走らせる。7月1日~8月31日の毎日、赤坂、渋谷、六本木を約1時間で循環する。オフィシャルサイト(英語)から無料チケットをダウンロードして乗車する。
車内の観光案内はエフエム東京のパーソナリティーが担当。商業施設やホテルの情報のほか国会議事堂のトリビアなども紹介。街歩き用のオリジナル無料ガイドマップ(英語)も作成、沿線の観光案内所などで配る。
一方、JTBは浅草の名所を回りながら、車窓からストリートパフォーマンスを楽しめる観光バス「サムライ&忍者 サファリ」を運行する。
車内ではバイリンガルの男性DJが歌やラップを織り交ぜ英語と日本語で観光案内。車窓からは若手芸人が路上で繰り広げる時代劇パフォーマンスを楽しめる。
料金は1人席6900円、2人席は、1人当たり6000円。
質問:ペパリッジファーム・ミラノのクッキー100キロカロリー・パックと普通サイズ1袋のどちらがヘルシーか。
答:何袋を食べるかによって異なる。
昔からたくさん食べることに情熱を傾けてきた米国人だが、過去10年間、食事の量を減らすことに熱心な人々が増えている。米国の食品メーカーやレストランは量の削減を求める消費者をターゲットに1人前の皿やパッケージの量を試験的に減らしてきた。
スナック菓子プリングルズからチョバーニのギリシャヨーグルトに至るまで、多くの食べ物が100キロカロリー・パックの形で販売されるようになった。ペプシコは今年のアカデミー賞授賞式のテレビ中継で、1分間のコマーシャルで7.5オンス(1オンスは約30CC)の「ミニ」炭酸飲料の売り込みを図った。スターバックスはミニケーキを販売し、長期間にわたって特大サイズ食品の象徴となってきたマクドナルドは、これまでより少量のデザートやフライドポテトを提供、さらには、大皿で有名なレストランチェーンのチーズケーキ・ファクトリーも小皿と低カロリーの「スキニーリシャス」メニューを提供している。
しかし、適当なサイズを見つけることは難しく、企業と消費者をいら立たせている。100キロカロリー・パックの売り上げは過去2年間に減少し、企業は他の量的コントロールの方法を試そうとしている。少量で提供されることで消費を制限できるはずだが、一部の人は適当な量のパッケージでは特大の食欲が満たされないことに気が付いたのだ。
米国の1人前の量は長い間、一方向に向かってきたようだ。企業のロジックは単純だ。提供する量を増やす費用は価格上昇分とマーケティング努力によって得られる利益よりも小さかったのだ。
1980年、コンビニエンスストアのセブンイレブンは炭酸飲料の特大カップでの販売を開始した。このサイズは最大半ガロン(1.9リットル)もあった。マクドナルドは93年にスーパーサイズのドリンクとフライドポテトを販売し、カジュアルレストランチェーンのダインエクイティーのアップルビーズと、ダーデン・レストランツのオリーブガーデンはj車のホイールキャップのようなサイズの皿で成長した。
特大サイズ化の傾向は続いている。かつてファストフード業界の行き過ぎの基準であったマクドナルドの550キロカロリービッグマックは、バーガー・キングのトリプル・ホッパーやカールズ・ジュニアのウエスタン・エクストラ・ベーコン・シックバーガーなど、倍近いカロリーのライバル商品で影が薄くなった。20オンスのベンティサイズのフラペチーノが最大だったスターバックスは11年に、コールドドリンクで31オンスのトレンダカップを売り出した。
10年前、消費者や健康推進団体などからの批判を浴びて、一部の企業はその量を減らし始めた。映画監督モーガン・スパーロック氏が1カ月間マクドナルド製品を食べ続けて病気になったという内容の04年のドキュメンタリー映画「スーパーサイズ・ミー」が注目され、評論家の称賛を得た。この映画の試写会の数週間後、マクドナルドはスーパーサイズの提供をやめた。ただ同社は、これは映画とは関係ない措置だとし、この映画も批判した。
アップルビーズはこの年、カロリーを減らしたウエート・ウォッチャーズ・メニューを導入し、ナビスコはリッツとオレオなどの製品で100キロカロリー・パックを発売した。ナビスコを所有するモンデリーズ・インターナショナルのトッド・エイブラハム上級副社長(調査・研究・品質担当)は「消費者が袋入りサンドイッチを買い、そこにシリアルやチップ、クッキーを入れて食べるのを見て、それならわれわれが消費者の代わりにこれを入れられるのではないかと考えた」と話した。
ナビスコの動きには、ケロッグのキーブラー・クッキー、ホステス社のトウィンキー、ポップコーンのポップ・シークレット、それにキャンベル・スープのペパリッジ・ファームのミラノなどが追随した。
食品メーカーにとってはファミリーサイズの商品よりも量をコントロールした商品の方が利益を多くすることができる。例えばナビスコのクラッカー、ウィート・シンズはウォルマート・ストアーズのサイトで16オンス箱が3.50ドルで、1オンス箱1ダースは4.68ドルだ。
メーカーの幹部やアナリストは、量が小さい方が利益が高くなるとしている。ただ、包装費用が高くつき、相殺されてしまうこともあるという。
07年に米国で売り出されたギリシャヨーグルトはすぐにその流れに乗った。12年夏に発売されたゼネラル・ミルズのヨープレイ・グリーク100キロカロリー・カップは最初の年に約1億5000万ドルの売り上げを記録し、ヨープレイの製品では過去20年で最も良く売れた。ヨープレイ・グリークのマーケティング・ディレクター、カルラ・ベルノン氏は「消費者は摂取量を当て推量する必要がなくなり、簡単にカロリーをコントロールできるようになった」と述べた。
ヨープレイとダノンが5.3オンスのギリシャヨーグルトを発売した時、6オンスのカップを売っていたチョバーニはその量を5.3オンスに減らした。ギリシャヨーグルトのトップブランドであるチョバーニは、容量が異なると栄養情報を比較する上で混乱するとの消費者のクレームを考慮したという。同社は今年、独自の100キロカロリー・カップも発売した。同社は減量分の値下げをしていない。
企業は時に、量的コントロールの要求と食べたいだけ食べる欲求とのバランスを取るのに苦労している。市場調査会社ニールセンによると、「100キロカロリー・パック」食品の販売は数年の成長期を経て、12年に大幅に減少し始めた。今年2月15日までの52週間の売り上げは13%減の12億ドルだった。
メーカーの幹部らは、よりヘルシーなスナックを求める消費者は通常100キロカロリー・パックで販売されているクッキーやクラッカーなど、炭水化物の含有量が多い商品を避ける傾向が強まっている、と指摘する。一方で、食欲のある人たちはあまり制限されるのを好まない。このためメーカーはカロリーを過度に重視しない、容量の小さな商品の売り込みに力を入れているという。
ケロッグのジョン・ブライアントCEOは「消費者は100キロカロリーのラベルを見ると、それは自分たちが食べたいものの質が変えられ、まずくなっていると考える」とし、100キロカロリー・パックで売られていない、容量のコントロールされた商品は依然売り上げが伸びていると述べた。
By Annie Gasparro and Julie Jargon
米経済誌フォーブスのアジア版は26日、アジア12カ国で寄付などの慈善活動を続けている48人を発表し、キム・ヨナ(韓国)も選出された。韓国のメディアは、キム・ヨナが「アジアの寄付英雄」に選ばれたと報じた。
対象はオーストラリア、中国、香港、インド、インドネシア、日本、マレーシア、フィリピン、シンガポール、韓国、台湾、タイの12カ国。韓国からはキム・ヨナのほか、未来産業のチョン・ムンスル社長、ギュチャガン産業のミン・ナム会長、高麗大学のパク・ヒジョン元教授が選ばれた。
同紙はキム・ヨナの慈善活動について「セウォル号の惨事の後、被害者や遺族にユニセフを通じて10万ドルを寄付した。キム・ヨナの慈善活動は、スターダムを駆け上がった2007年からだ。2013年11月にはフィリピンを強打した台風や、11年に日本を襲った地震、津波に至るまで、災害被害者のための救護活動に総240万ドル(約2億4000万円)を寄付した」と説明した。
またキム・ヨナ自身については「バンクーバー冬季五輪で金メダル、ソチ五輪で銀メダルを獲得」と紹介。現在は「現役から引退し、ジュニアスケーターを支援している。2018年の冬季五輪を平昌(韓国)に誘致するために貢献した。“クイーンヨナ”は広告モデルの活動や、歌を始め、テレビ番組の司会もしている」と伝えた。(編集担当:新川悠)(イメージ写真提供:(C)Olga Besnard/123RF.COM。写真は2009年10月、フランスのパリで開催されたエリック・ボンパール杯)