ゲームやアニメ、漫画など多くのメディアに展開している「妖怪ウォッチ」シリーズが小学生を中心に人気を集めている。ゲームの売り上げは100万本を突破し、アニメも好調。グッズは品薄の状態だ。ヒットの要因について、制作を担当しているレベルファイブの日野晃博社長は「子供たちの強い『共感』を集めることができたため」と話している。
あらすじは、主人公の小学生が妖怪と仲良くなれる時計「妖怪ウォッチ」を手に入れ、街のあちこちにいる妖怪たちと友達になっていく-というもの。
昨年7月にゲーム(ニンテンドー3DS)が発売され、今年4月に累計100万本を売り上げた。1月からはテレビ東京系でアニメ放送も始まり、テレ東の高橋雄一社長は「視聴率も好調で、想定以上の人気」と話す。グッズの売り上げも好調で、時計型のおもちゃにはめ込む「妖怪メダル」は、発売1カ月で計300万枚を出荷した。
日野社長は妖怪ウォッチの特徴について「主人公に特徴がないこと」と語る。「現代は何をやらせても個性を要求される社会。何をやってもダメな(ドラえもんの)のび太くんのような子より、特徴がないことがダメとされる風潮がある。妖怪ウォッチの主人公は、成績も運動もそこそこな普通の子。そこに共感しやすいのでは」
共感を増やすため、「トイレの『大』に行けない」など、今どきの子供の悩みを徹底的に集め、妖怪の「元ネタ」にした。元来おどろおどろしい妖怪のデザインをかわいく描くことで、女子からの人気も強いという。
「家族で見られるアニメ」も意識している。第1話では、人気妖怪のジバニャンがトラックにひかれるシーンで「僕は死にましぇん!」と叫んだ。元ネタはドラマ「101回目のプロポーズ」(平成3年)のせりふ。大人しか分からないパロディーもまぜるのは、「親世代が見ても面白いアニメにしたい」ためだ。
今月10日にはゲームの続編の発売を予定するなど、今後も展開が続く。日野社長は「あえて風化を恐れず、その年ごとの風刺やギャグを取り入れたい」とする一方で、「『ドラえもん』や『ポケモン』のように、普遍的に愛されるコンテンツに育てたい」と話している。(本間英士)
ロックスター・ゲームスは、「グランド・セフト・オートV」のオンラインモード「グランド・セフト・オート:オンライン(GTA: オンライン)」において、新DLC「インデペンデンス・スペシャル」を7月2日に配信した。今回のコンテンツは期間限定となり、7月中旬までしかダウンロードできない。
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「インデペンデンス・スペシャル」はアメリカの独立記念日「7月4日」を祝したもので、星条旗をデザインしたバイク「サブリン」と同じく星条旗をあしらった超大型モンスタートラック「リベレーター」の2台の乗り物など様々な“アメリカンなアイテム”が登場する。武器はアメリカ独立戦争時に使われたような古風な「高性能マスケット銃」がゲーム内で販売され、「メイドインUSA」Tシャツや、合衆国の恐ろしくて立派な動物をあしらったアニマルマスクも入手できるようになる。
そして、今回登場するアイテムの中でも特にユニークなのが、フィールドで打ち上げることができる12種類もの花火だ。この花火でプレーヤーを呼び寄せたり、仲間と花火大会を開催するのも楽しいだろう。不動産購入サイト“ダイナスティー8”には、“パレト・ベイ”や“バインウッド・ヒルズ”といった高級住宅地で、花火大会にぴったりな広大な庭がついた超高級物件が購入可能になる。
また、デル・ペロ波止場のおんぼろ遊園地では、クジラ観覧車やリバイアサン・ジェットコースターに乗ることができるようになった。遊園地と花火の相性もぴったりだ。なお、「インデペンデンス・スペシャル」の配信は7月中旬までの期間限定である。正確な日付は後日公式サイトで発表されるが、プレーヤーは早めにダウンロードしておきたいところだ。
【インデペンデンス・スペシャル】
(C) 2014 Rockstar Games, Inc.
【GAME Watch,勝田哲也】
日本に負けず劣らず、ゲームやアニメキャラのファンアート文化が盛んな海外。昨年の秋頃から、4chをはじめとする一部の画像投稿サイトでひそかなムーブメントになっているのが、「ヘキサフュージョン(Hexafusion)」と呼ばれるファンアート形式です。
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「ヘキサフュージョン」とは、3人のキャラクターを選び、上記のフォーマットに従って合体イラストを合計4パターン描くというもの。基となるキャラクターは、単に作者の好みのだったり、無作為だったり、ちょっと似ている物同士で選ばれていたりと、ルールは存在しません。作者の創造力と画力次第で個性的あるいは変態的な新キャラクターが次々と誕生し、カオスな様相を見せています。
その中で面白い作品をいくつかピックアップしてご紹介。