
海外ドラマ界において今こそ注目すべき素敵男子たちをピックアップする“春のイケメン祭”。3人目は、「ワンス・アポン・ア・タイム」のジェイミー・ドーナンです。
<美しすぎる“赤ずきんちゃん”&“シンデレラ”/大きい写真>
全米でも大人気の「ワンス・アポン・ア・タイム」は、おとぎ話の登場人物たちが悪い魔女の呪いによって記憶を消され、現代の田舎町で普通の人々として暮らしている…というユニークな設定の物語。
白雪姫からシンデレラ、赤ずきんといったおとぎの世界のキャラクターたちが、学校の教師や食堂のウェイトレスとして、ごく普通に人生を送っている状況から始まります。そんな物語の鍵を握るのは、ある出来事をきっかけに町を訪れた主人公・エマの存在。住人たちの救世主とおぼしきエマの登場は、彼らにどんな運命をもたらすのか…? エピソードが進むにつれて様々なミステリーが解き明かされ、様々なサスペンスにドキドキさせられ、様々な人間ドラマに胸を打たれる。そんな魅力あふれる作品です。
ジェイミー・ドーナンが演じるのは、町の治安を守るグレアム保安官。口元のヒゲがワイルドな雰囲気を醸し出しているグレアムは、町のイケメン担当? セクシーな魅力を放ちながらワケあり美人町長と関係を持ったり、かと思えばエマと急接近したり、そのミステリアスな存在感が物語のスパイスとなっています。
もちろん、おとぎ話のキャラクターたちが登場するわけですから、元白雪姫や元シンデレラのみならず元王子様も登場しますが、はっきり言ってグレアムは元王子様よりもイケメン! では、グレアム自身はおとぎの世界では何のキャラクターだったのか…は見てのお楽しみですが、これも納得のポジションです。このキャラクターが王子様以上にフィーチャーされた映画も近年に作られました。
ただし、大勢の登場人物が入り乱れる「ワンス・アポン・ア・タイム」の中で、グレアムの出番は決して多くありません。それでも全米女子の心をとらえたのは、ジェイミー・ドーナン自身の魅力もあってこそ。
モデルやミュージシャンとしても活躍する彼は、かつて「ものすごくカッコいいから」という天晴れな理由でソフィア・コッポラ監督の『マリー・アントワネット』に起用されたほど。ジェイミー演じるフェルゼン伯爵がマリー・アントワネットの愛人となり、王妃の孤独な生活における美しい光となった展開を考えると、さすがの配役としか言いようがありません。
また、北アイルランド出身のジェイミーは、英国ドラマ「THE FALL 警視ステラ・ギブソン」にも出演中。こちらではハンサムな良き父親でありながら、実は女性をつけ狙って犯行に及ぶ連続殺人鬼に扮しており、役者としての幅の広さを見せつけています。
さらに、全米ベストセラーの官能小説「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」の映画化にあたり、主人公のクリスチャン・グレイ役に抜擢されたのも記憶に新しいところ。アブノーマルな性癖を持つ大富豪が、ウブな女子大生を相手にどんな関係を築き上げていくか…。SM描写も話題の原作だけに、ジェイミーの体当たり演技に期待が高まります。
この作品、「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」の映画化にあたっては熱心な原作ファンがキャスティングに異議を唱えたこともニュースになりましたが、チャーリー・ハナムの降板を受けて抜擢されたジェイミーにはファンも納得。
個人的にはチャーリー・ハナム版も期待してはいたのですが、ジェイミーが配役され、撮影も終わって公開を待つ今となっては「彼以上にハマる俳優はいない!」と思えるほど。現在、ドラマ界からも映画界からも熱い視線を浴びるイケメンの筆頭にいるのが、ジェイミー・ドーナンと言えそうです。
■「ワンス・アポン・ア・タイム シーズン1」
コレクターズBOX part1(10,000円+税)
コレクターズBOX part2(10,000円+税)
発売中 (レンタル中)
※公式サイトにて第1話無料配信中
発売元:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
(C) 2014 ABC Studios.
地球の偉大さを感じずにはいられない壮大な大自然の映像を、フルオーケストラによる迫力の演奏で楽しめるコンサート「プラネットアース in コンサート」が、4月30日(水)に東京国際フォーラム ホールAで開催される。本公演のリハーサルが4月28日に都内某所で行われ、指揮のベンジャミン・ノーシー、演奏を担当する東京フィルハーモニー交響楽団の面々が顔を揃えた。
「プラネットアース in コンサート」リハーサルの模様など
本公演は、イギリスBBCの自然ドキュメンタリー「プラネットアース」の映像をもとに制作されたコンサート。この映像は、日本のNHKとアメリカのディスカバリーチャンネルが共同制作し、40人のカメラマンが超高感度ハイビジョンカメラを使い、全世界200か所以上で延べ2000日にわたり撮影。映画音楽の巨匠ジョージ・フェントンの音楽と融合し、プライムタイム・エミー賞7部門でノミネートされ、音楽が作曲賞を受賞するなど、自然ドキュメンタリーの最高傑作と言われている。
リハーサルは、ノーシーの進行により、1曲ずついくつかのセンテンスに分けて演奏。本番の巨大スクリーンに映し出される映像に合わせながら、音の強弱やテンポ、長さ、メロディラインなどを入念に確認していく。指揮棒を振りながら、ノーシーが表情豊かに指示を与えていくと、曲に表情が加わり、息を吹き込まれたように生き生きとした演奏へと変わっていった。
ホッキョクグマやコウテイペンギンの親子の映像は、どこかコミカルな楽曲で紹介される。赤ちゃんペンギンのかわいい仕草や、親にぴったりと寄り添う子グマの愛らしい姿を演奏が盛り上げ、子どもを見つめる親の表情には大きな愛を感じとることができる。他にも、カラハリ砂漠を横断するゾウの群れからはぐれてしまった子ゾウの運命や、2万5000頭のトナカイを上空より撮影した映像、ツルの一群によるエベレスト越えなど、本公演のために厳選された12のシーンが再編集された。
さらに、2010年の全米ツアーに参加したヘイリー・グレニー スミスがソリストとして参加し、美しい歌声を披露する。そして、俳優の神木隆之介がライブナビゲーターとしてステージに登場し、自然が織りなす物語に花を添える。「プラネットアース in コンサート」は、4月30日(水)に東京国際フォーラム ホールAで全2公演(15時開演/19時開演)行われる。チケットは4月29日(火・祝)までチケットぴあで発売中。
■ アウディのフラグシップ・セダンが先進装備を手に入れて大幅リファイン
2013年までに7年連続という新車販売の成長を達成し、「2014年には年間3万台の新記録を目指す」と意気込むアウディ。コンパクト・モデルの「A1」や、「Q3」&「Q5」といったSUVシリーズの拡充などが既存モデルの台数を上乗せし、日本のみならず世界各地で記録的な好成績を挙げ続けている。そんなアウディブランドの頂点に立つフラグシップ・セダンが、初代モデルの誕生から今年で20年となる「A8」だ。
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ここで紹介するのは、3代目モデルの登場から約4年というタイミングで大幅なリファインが加えられた最新バージョン。標準とロングという2タイプのボディーに「ハイブリッド」を含めた5種類のパワーユニットで構成され、ターボ付き2.0リッター直列4気筒の“ダウンサイズ・エンジン”に最高40kW≒54PSを発するモーターを組み合わせたハイブリッド仕様を除いては、すべてアウディが得意とする4WD“クワトロ”シャシーを採用するというモデル構成も、ライバルには見られないA8ならではの特徴になる。
外観からでは判断出来ないが、ボディー骨格に「ASF(アウディ スペース フレーム)」と称されるアルミのスペースフレーム構造を採用するのは、もはやA8の伝統と言ってよいポイント。ハイブリッドも含めたすべてのパワーユニットは、いずれもトルコン方式の8速ステップATと組み合わされる。
トップグレードであり、アウディブランド全体のイメージリーダーとしての役割も担うW型12気筒エンジン搭載モデルやV8エンジン搭載モデルには、車載のスピーカーから逆位相の音を発してノイズレベルを低減させる「ANC(アクティブ・ノイズ・キャンセレーション)」を標準採用する。もちろん、そのほかにさまざまな快適装備や安全装備群を用意しており、まさにフラグシップ・セダンに相応しい内容の充実ぶりだ。
そんなモデル構成のなかから、今回おもにテストドライブを行ったのは、標準仕様より全長とホイールベースが130mm長いロングボディーに、従来型比で15PSの最高出力の上乗せを謳う4.0リッターのツインターボ付V型8気筒エンジンを組み合わせた「A8 L 4.0 TFSI quattro」と、3.0リッターのスーパーチャージャー付きV型6気筒エンジンを搭載する「A8 3.0 TFSI quattro」の2タイプ。販売の中心もこのあたりの仕様となりそうだ。
一見しての雰囲気は従来モデルとよく似ていて、凛とした佇まいが不可欠なフラグシップ・セダンではありつつも、ルーフからリアエンドにかけてのラインにクーペ風のカジュアルさも漂うなど、フォーマルさとカジュアルテイストを巧みにブレンドさせた佇まいの持ち主であるA8。そうしたなかで最新モデルの特徴は、まず採用するランプ類にLED技術を惜しげもなく投入した点にある。
走り去る姿を印象付けるリアコンビネーションランプには、左右で94個ずつものLEDを用いた独自のグラフィックを採用。ブロックごとの点灯開始タイミングに150ミリ秒というわずかな差を与えることで、各国の法規をクリアしながら流れるような表示を実現させる「ダイナミック・ターンシグナル」の新採用もトピックだ。
A8 3.0 TFSI quattroグレードではオプション設定に留まるものの、LEDヘッドライトに新たな技術を採り入れたのも注目点。「自動車用ライトの歴史に新たな一章を切り開く」とアウディ自身が紹介する「マトリクスLEDヘッドライト」は、照射方向が緻密に計算された片側25個のハイビーム用LEDを必要に応じて消灯させることで、先行車や対向車の眩惑を回避しながら、ハイビームとしての照射時間を可能な限りキープし続けるという技術。
実はアウディでは、かねてからル・マン用マシンなどでLEDヘッドライトの技術を磨き続けてきた。すなわち、新しいA8で量産モデルへの初採用が実現したこのアイテムは、レースというイベントが現代でもまさに「走る実験室」であることを示す典型的な例と言えるわけだ。
■ 多気筒エンジンらしい緻密なパワーフィールもあと一歩の“サジ加減”が欲しい
まずは、いかにもフラグシップ・セダンらしい雰囲気を放つロングボディーのV8モデルに乗り込んでみる。
アウディ各車が持つインテリアの仕上がりレベルの高さはすでに定評のあるところ。そのなかでもA8はフラグシップ・モデルだけあって、周囲を見渡すと各部の質感の高さはさすが超一級と実感できる。格納時にはその存在を完全に忘れさせるリトラクタブル式の純正ナビディスプレイは、サイズがやや小振りに感じられる点にわずかばかりの“時の流れ”を覚えるものの、この質感の高さはメルセデス・ベンツが新型「Sクラス」というライバルを投入した今になっても、決して引けを取っていないと実感させられる。
早速スタートを切ると、まずは「さすがに静粛性が素晴らしい」というのが走りの第一印象。多気筒エンジンの持ち主らしい緻密なパワーフィールも、もちろん大きな美点と感じられる。
ただし、速度が高まっていくと前輪側からゴロゴロとした感触が伝わりやすく、路面の凹凸を拾ったときのフロア振動もやや収まり難い印象だ。ロング化されたボディーの持ち主は、ベース車に対してどうしてもボディーの剛性感が低下する場合が少なくないが、残念ながらこのモデルの場合にも、そうした感触がやや感じられるのだ。
加えて、テスト車がコンチネンタルの「スポーツコンタクト5」という“スポーティなシューズ”を履いていたことも、そうした傾向を後押ししていたように感じられた。また、アイドリング・ストップから復帰してアイドリングが再開した一瞬あとに、やや尖った波形でクリープ力が立ち上がってしまったり、低速ギヤでは意外にも明確なシフトショックが認められた点などにも、フラグシップ・セダンとしてはあと一歩の“サジ加減”が欲しいところだ。
■ タフネスな走りと際立ったハイテク・イメージがA8の強み
というわけで、走行性能面でいくつかの注文を感じたV8モデルから、V型6気筒エンジンを積むA8 3.0 TFSI quattroへと乗り換えると、実は遥かに強く好印象が得られたのはこちらだった。
確かに、回転数が高まったときの緻密なエンジンフィールでは8気筒ユニットに敵わない。だが、メカニカル・スーパーチャージャーが加えられたこちらの6気筒ユニットも、低回転域から大いにトルクフル。たとえ高速道路の本線合流といった強い加速力が必要とされるシーンでも、さしたる高回転まで回す必要に迫られない。結果、「静粛性全般はこちらでも十分に高い」と、ハナシはこのように続くのだ。
フラットトルクで軽やか、かつパワフルに回るエンジンのみならず、フットワークの印象もこちらのほうがより強い好印象が得られた。前出の8気筒モデルと同ブランドで同サイズというタイヤを履くにもかかわらず、こちらのほうがより軽やかで滑らかな乗り味が実感できた。これはエンジンとボディーが違うことによる車両重量の差とともに、ボディー剛性そのものの違いの影響もありそうだ。
そんなA8両モデルに共通した美点は、高速クルージング時に見せる圧倒的な安定感の高さ。そして、それがちょっとやそっとの悪天候程度には左右されないというタフネスぶりも、“クワトロ・システム”を採用するアウディ車ならではの強みということになる。
いかにも高度な工業製品らしい各部の精緻な仕上がりを実感しながら、ストレス要らずの高速移動を楽しめるのがA8の魅力。単なる高級車とはひと味違う際立ったハイテク・イメージを堪能させてくれるのが、アウディ発のこのフラグシップ・セダンというわけだ。
【Car Watch,河村康彦/Photo:安田 剛】